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交通権を考える連絡協議会

会報第30号

(2001年6月30日発行)

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          目次
総会を終えて、2001年を力強く歩む 札幌市生涯学習総合センター「ちえりあ」点検報告          
交通権「移動サービス」ボランティア会員募集 2002年第6回DPI世界会議札幌大会概要(案)
「程遠い“障害者平等”」
     ・・・大分合同新聞の記事から
加盟団体紹介「身体障害者アカシヤ会本部」
事務局よりの「お礼とお願い」 交通権を考える連絡協議会の
       公式ホームページが開設されました
「交通権110番」の要請書に対する
          札幌市からの回答書
事務局だより
           編集後記


−−−−−− (1ページ)

総会を終えて、2001年を力強く歩む

2001年度総会報告(事務局)



誰もが、
いつでも、
どこへでも、
自由に出歩ける
まちの実現にむけて



 第9回総会は、2001年度5月20日、生涯学習センター「ちえりあ」を会場に13:00から行われ、笠間 壽さんを議長に選出し、二つの新規事業を含む全ての議事を了承して、新年度の活動をスタートさせた。
 冒頭、会長があいさつを通して、全ての人々の「交通権」が保証される社会をめざし、便利・安全・快適・安価の交通網を確立する運動と「生活圏の拡大」「福祉のまちづくり」の運動を大きく前進させなければならないこと、さらに国民のねばり強い力でつくらせた「交通バリアフリー法」をさらによい法律に育て上げ、社会のすみずみにまで息吹かせなければならないことを強調した。
 次に、事務局長から活動経過・事業報告を、会計担当から決算の報告を受け、了承された。特に事務局は他団体とのかかわりが強まる中、多忙な日程をこなしている現状、会計担当からは会費の徴収や助成金関係で成果を上げたことの報告があった。(個人会員93人、団体加入12団体、賛助会員11人が現在の構成員数である)
 新年度の事業計画と予算についても、議案書通り承認された。特に新規事業「交通権」移動サービス事業については、運行要項もでき、いよいよ運転ボランティアと利用会員の募集段階に入った。車輌レンタルも含めて活発な事業展開が期待される。
 ホームページの公開については、広報費として予算も計上し、発信体制が整った。会員と加盟団体を結ぶ情報源として果たす役割は大きい。
 総会の中での発言・意見の主なものは、
「交通権110番」における市外の要望要請にどう対処しているか、会費の徴収はうまくいっているかどうか(高森さんから)。
ひまわり号を走らせる札幌実行委員会から、円山公園で花見を実施したが、トイレが極めて汚く利用できなかった人もいた。関係機関に対して交通権から改善を要望してもらいたい。(山田さんから)
 当日午前中行われた「ちえりあ」の点検については、
建設の事前相談に障害者がどうかかわったか聞いてほしい。駐車場、トイレ、案内標示等に問題が多い。(石川さんから)
正面入り口にタッチ式乗降場が必要。エスカレーターを降りてからの勾配がきつい等。(中川さんから)

駐車場の料金、利用単位時間が短い。点字案内(触地図)と音声案内がない。トイレのベビーベッドの設置が必要など。(高森さんから)
 事務局からは「ひまわり号」からの提示については地下鉄円山公園駅にエレベーターの設置や、花見どきの特別巡回体制等、今までの要請に加えてゆくこと、「ちえりあ」についてはもう一度時間をかけて点検し直し、要望書にまとめるとの答弁をした。

 移動サービス事業については、内部運営委員会をつくり細部にわたる実施事項は一任することとし、おおいに利用してゆくことを確認した。ホームページ公開については戸川さんを中心にページを開いてスクリーンに映し出し、発信している内容を見てもらった。
 交通権110番の市外対応については、当該部署への電話連絡、要請者への経過報告を行っていること、市営住宅関係、福祉除雪関係については別途要請を行っている実状を説明した。


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札幌市生涯学習センター「ちえりあ」点検報告

 去る5月20日(日),当会総会の会場となった札幌市の施設としては最新の「ちえりあ」を、総会前に駆け足で点検しました。

 地下鉄「宮の沢」駅から直接会場に入れて、国道沿いにある、便利な立地条件を生かした身体にハンディのある人も利用しやすい多目的施設として注目されています。しかし、多くの施設を点検してきた私たちには欠陥が多々目につきました。以下、その実態をいくつか紹介します。
 まず入り口から、国道に面した入り口には点字などの情報は一切なく、通常正面に配置される障害者用駐車スペースも、施設裏側にあり、その案内もありません。せめて、乗降に配慮した施設の整備が欲しいものです。
 施設内にはいると、玄関の内と外では点字ブロックの色も形も別々。これは想像ですが、隣接した「西友」と管理が違うからそれぞれの工事管理の違いによって起こったものと思われます。点字ブロックについては気になるところが多々あり、玄関から案内まで行ったらその後は何もなし。そこから先は職員が案内してくれるのでしょうか。また、突然エスカレーターの前数メートルからブロックが出現したり、、、。
 様々なイベントが行われる「大ホール」は、かってない規模で車いすへの対応が可能になる構造になっています。しかし、急な傾斜や分かりにくいトイレ表示などに工夫が必要です。また、エントランスホールにある軽食コーナーのカウンターや椅子は全て健常者対象で、ホールの中の設備との不整合さに違和感を感じました。
 その他、地下鉄からの通路にある急なスロープや、スロープ下にあり、車いすが激突しそうな二重のドア(何のための?)など、時間をかけて見ればもっともっと出てきそうです。
 多分、バリアフリー法に照らして専門家が検討した自慢の作品なのでしょうが、ハンディのある者の目線でどれだけの検討がされたのか、大いに疑問の残る施設であることは間違いないようです。とりわけ、この施設については視覚障害者への配慮が欠落していることを強く感じた点検でした。






ボランティア会員(協力会員)募集!!

日本財団から寄贈を受けた福祉車両「フットルース号(Foot Loose)」を運転するボランティア会員の募集です。

 【申込連絡先】
   交通権を考える連絡協議会・車両部
   札幌アシストセンター・マザー事務局内
   担当:小谷
   TEL:011(784)5235
   FAX:011(784)5236



−−−−−−(3ページ)

2002年第6回DPI世界会議札幌大会概要(案)
 
この記事は、DPI世界会議札幌大会公式HPから要約転載したものです。タイトルをクリックしてください。


−−−−−−(4ページ)


 当会事務局員の石川さんが、ふる里大分へ里帰りをしたときに体験したことを地元「大分合同新聞」が3回連載第1回分として掲載した記事を転載しました。記事のタイトルは「バリアフリーの今----山積みする課題----」で、2001年4月16日夕刊に掲載されたものです。
程遠い“障害者平等”
「交通バリアフリー法」が昨年5月に施行されて、やがて1年になる。建物のバリアフリーを目指す「ハートビル法」も8年目に入った。障害者だけでなく、高齢者や妊産婦を含むすべての人が暮らしやすい街の実現へ−。公共交通機関や公共施設にも、その“心”が芽吹きつつある。しかし、移動の自由や利用の平等が保障されるにはまだ程遠い段階だ。いくつかの場面で、バリアフリーの今を探った。(3回続き)
「バリアフリーの今---山積みする課題----」--上--
さんざん苦労
 「博多駅から、さんざん苦労した」。今月初め、札幌市から飛行機と列車を乗り継いで鶴見町に里帰りした石川祐治さんは「さんざん」に、ことさら力を込めた。42歳の時、通勤途中の事故で脊髄(せきずい)を損傷。足が不自由になり車いすで生活している。帰省時の苦労とは--。
 「佐伯行きの特急ソニックに乗ろうとしたが、介助を頼んだ駅員が来るまで改札口で1時間以上待たされた」。ホームに行くには、改札口から100メートルも離れた荷物運搬用のエレベーターしかない。出発5分前に、やっと乗れた。
 しかし、乗り込んだのは最後尾。予約していたグリーン車は最前車両だった。座席と座席の間の通路が狭くて通れず、ずっとデッキにいた。「デッキは振り子特急特有の揺れが激しくて、グリーン乗車券を握りしめたまま、吐いて吐いて・・・」。到着した佐伯駅のホームから改札口まで、石川さんは駅員4人に担がれて線路の上を移動した。

たどり着けず
 石川さんが乗った新型の通称「白いソニック」はJRソニック885系。2両目指定席の後方に、車いす専用の座席がある。トイレは広く、車いすでの利用に十分な広さがある。しかし座席回りに余裕を持たせた885系は、旧来の485系より通路幅が9センチ狭い55センチ。幅60センチ余りある石川さんの車いすでは、たどり着けなかった。
 JR西日本は「車いすの方は、駅員が車いす専用席に誘導することになっている」と説明する。石川さんは「車いす専用指定席があるとは知らなかった。それならグリーン乗車券は買わなかった」。

連絡協を結成
 バリアフリー設備はあった。駅員からの情報提供があれば、石川さんの里帰りはもう少し楽だったかもしれない。
 石川さんは紆余曲折を経て46歳の時、初めて自分の障害を受け入れ、聴覚、視覚、身体の各障害者や難病患者と「交通権を考える連絡協議会」を結成した。
 JR北海道の「振り子特急スーパー北斗」などの導入には、設計段階から関与。JR北海道側から意見を聞いてくるまでに、会結成から5年かかった。大分でも公共交通機関各社が、障害者の声を積極的に取り入れるようになれば」と石川さんは期待する。

「大分合同新聞」のホームページ=http://www.oita-press.co.jp/


−−−−−−(5ページ)

加盟団体紹介

身体障害者
  アカシヤ会本部

 アカシヤ会は、1965年(昭和40年)11月1日、アカシヤの花散るこの札幌において結成され、障害を持つ人の権利保障と福祉の発展をめざしてスタートしました。
 現在、会員数は約400名、全国津々浦々にいます。道内では旭川と苫小牧に支部があります。最近、役員をはじめ高齢のため体調をくずし入退院をくり返す方がふえ、新たな活動スタイルを模索しています。
 今年度の主な行事予定としては、
*総会  7月1日(日) 午前10時〜
             札幌市社会福祉総合センター
*バザー 7月20日(金・祝) 午前10時〜
           栄北会館(東区北49東2丁目)
*秋の研修旅行  9月頃 支笏湖方面へ

 その他に年に数回、会報(小雑誌)を発行しています。また例年、学習会(介護保険など)や8月15日の終戦の日には街頭で「赤紙」を配り、反戦・平和を訴えています。

(文責 榛葉)





お礼とお願い

2001年6月

 日頃より、交通権を考える連絡協議会の取り組みにご理解、ご支援をいただき誠にありがとうございまいす。
 また、この度は年会費や賛助会費を納めていただき本当にありがとうございます。
 どんな人でも、いつでもどこへでも、自由に出歩ける街づくりをめざして皆さんと力を合わせて、がんばっていきたいと思います。

 --お願い--
  まだ、2001年度の会費を納められていない方は、お早めにお願いしたいと思います。
  個人年会費は1,000円です。
 【郵便振替】
   *振り込み用紙は郵便局にあります。
 口座番号 02720-8-30720
 加入者名 交通権を考える連絡協議





「交通権を考える連絡協議会」の公式ホームページ
開設のお知らせ。


URL:http://www.bb.wakwak.com/~kotuken/


−−−−−−(6ページ)

「交通権110番」の要請書に対する回答

 札幌市から、次のような回答がありました。回答文をそのまま掲載しますので、回答に対する意見や感想をお寄せ下さい。次回の行政懇談に活用させてもらいます。(今回は、道路・地下鉄関係だけにします。)
 会報本紙ではスペースの関係で、途中までの掲載ですが、Web版は全文を掲載した、レポートがありますので、そちらへリンクします。


−−−−−−(8ページ)

事務局だより
 1月31日 札幌市市民の声を聴く課に要請書提出
 2月15日 交通権事務局会議(かでる2・7)     18:30
 2月23日 交通権移動サービス準備会議(かでる2・7)18:30
 3月 7日 交通権事務局会議(かでる2・7)     18:30
 3月13日 交通権移動サービス準備会議(かでる2・7)19:00
 3月24日25日 交通権110番実施
            (札幌市身体障害者福祉センター)
 3月25日 交通権事務局会議
            (札幌市身体障害者福祉センター)15:30
 4月11日 交通権事務局会議(かでる2・7)     19:00
 4月18日 豊平公園再点検
         (交通権・DPI・バリアフリー・デザイン協議会)
 4月20日 交通権移動サービス準備会議
         (札幌アシストセンター・マザー事務局)19:00
 4月25日 交通権事務局会議(かでる2・7)     19:00
 5月 2日 交通権移動サービス準備会議
         (札幌アシストセンター・マザー事務局)19:00
 5月 9日 交通権事務局会議(かでる2・7)     19:00
 5月14日 交通権移動サービス準備会議
         (札幌アシストセンター・マザー事務局)19:00
 5月20日 「ちえりあ」点検
       交通権2001年度第9回総会(ちえりあ) 13:00
 5月29日 交通権事務局会議(かでる2・7)     19:00
 6月 5日 交通権移動サービス準備会議
         (札幌アシストセンター・マザー事務局)19:00
 6月12日 交通権事務局会議(かでる2・7)     19:00
 6月16日 uhb TV局取材 (札幌駅前歩道について)
 6月18日 豊平公園・緑のセンターの多目的トイレ・点字ブロック
       現地検討



編集後記
2年続けて会報の発行が年間3回止まりとなってしまい、今年こそは計画通り年4回の発行をめざして努力します。特に今年は会報にプラスしてインターネットにホームページも公開され、会報では伝えきれない細かな情報までホームページでご覧いただけるようになって、会報の存在意義を疑われてしまうことのないよう、充実した会報にしたいと思っています。  (と)



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