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2002年
札幌市と交通権を考える連絡協議会との行政懇談会の報告
2月13日(水)13:30〜15:30 札幌市役所12F3号会議室

出席者:札幌市より 障害福祉課長以下12名(担当:保健福祉部障害福祉課)
          交通局高速電車部業務課旅客係
          建設局雪対策室事業課事業係
          建設局管理部道路管理課管理係
          企画調整局総合交通対策部交通企画課交通バリアフリー担当係
          都市局市街地整備部住宅整備課調整担当係
    交通権を考える連絡協議会より 後藤会長、宮下事務局長以下12名

 「交通権110番」などで集約した「要望書」及びその「回答書」に基づき、未解決の問題や「交通バリアフリー法」の成立にあわせて、それへの対応などの質疑を望んだ懇談会です。
 札幌市からは要望事項にあわせて関係部局の担当者が出席し、入れ替わるというかたちで延べ12名の方々が出席されました。
 以下、要点を抜き出すかたちで報告いたします。



1.防護柵について。
地下鉄駅ホームの転落防止策を図ってほしいということで、防護柵の設置を要望していました。
 これに対して「回答書」では全密閉型、可動式ともに技術的には設置可能だが、財政的にすぐには不可能である。ということでした。懇談会の席上で再度話を聞いた。

○'99年までに技術的な検討を終えた。全密閉式か可動式であれば事故の可能性も少なく、有効な転落防止策だが、やはり財政的な問題ですぐには不可能だ。
 次善の策として、まず東豊線各駅に非常ボタン方式のインターホンを設置してある。これはホームと駅員とのやりとりが運行管理センター(監視センター?)で傍受できるようになっていて、非常の場合は列車を停止させることができるようになっている。
 また、延長線の各駅には非常停止ボタン(赤色回転灯が点灯して列車を停止させる)を設置してある。

事故の多い駅から年次計画で設置を踏み出すこと、また、大工事が次々と行われる中、こと「人命にかかわる安全対策」については最優先工事とすべきことを強く要請した。
 また、インターホン、非常停止装置のボタンは何処にあるのか、またその位置の周知を徹底してほしいとの要望もでた。

○インターホンのボタンは階段壁にあり、非常停止ボタンはホームの階段を下りきったところにあっていずれも設置場所の表示を工夫してみたい。

交通バリアフリー法の実施のための基本構想とそのための基礎調査にこの「防護柵」は含まれているのか?という質問がでた。

○この基礎調査や基本構想にはまだ含まれていない。

2.歩道の除排雪と滑り止め対策について。
回答書では有効幅員2m以上の歩道を対象にして除雪している。なお今後ともパトロールの強化などで努力を重ねていきたい。ということでしたが、パトロール態勢はどうなっているのか?

○除排雪の実作業は各区の土木部が行っているが、パトロールの体制も含めて、町内会単位の24時間待機、を行っていて、除雪は即時対応可能となっている。パトロールは24時間フルにとはいかない。しかし連絡をもらえればいつでも対応できるので、是非困ったときは連絡をほしい(融雪剤、滑り止めの砂撒きなど)、連絡は年間1万件くらいある。

歩道の除雪幅をもう少し広くしてほしい(車いすで通るのが難しい)。またロードヒーティングとの段差の解消にもう少し努力してほしい。また、地下鉄から出てもエレベーター出入口と歩道との段差があって歩道に出られない。それと出入口付近の雪の壁が視界をさえぎりタクシーが見えず、捕まえるのが大変難しい状況だ。解消できないか?

○段差の解消は全て人力による作業となるので、全ての箇所を行うのは大変困難です。雪の壁の解消も含めてさらに現状を把握し努力したい。

3.自転車置き場(特に南郷18丁目駅付近)の自転車の整理をしてほしい。
南郷18丁目駅についていえば、車いす一台も通れないときが度々あり、体の大きい人も通るのに苦労するような状況で、何とか解決していただきたい。

○札幌市が設置している自転車置き場については、外部の業者に委託して7:00〜9:00、16:00〜18:00の間、一人ないし二人が付近2〜3箇所の置き場の整理を行っている。常駐していないので、整理したあとまた自転車が置かれ、それが歩道にあふれ出したりするのが現状だ。利用者のモラルに待つ部分も多い。
○来年度はサッカーのワールドカップ、そしてDPI世界会議札幌大会があるので、特に長期間の放置自転車を一掃することを考えている。放置自転車が無くなれば置き場も広くなり整理ができると考えている。

4.押しボタン式歩行者専用信号機について、施設整備の整備と障害者との関わりについて。
押しボタン信号機の時間延長装置、については回答をもらった。「交通バリアフリー法」に於いて基本構想の取り纏めの進捗状況はどうなっているのか?

○平成13年で基礎調査は終わった。
 信号機については「交通バリアフリー法」の基本構想作成のため協議会を設置し、その中で道警など関係機関とも協議し一緒に構想を進めている。

協議会が設置されたことは初めて知った。この協議会の構成などはどうなっているのか。

○有識者2名(大学教授)、高齢者団体2団体、身体障害者・視覚障害・ボランティア(社協)等で構成している。
 どの地域をどのくらいの予算で行うかについてはまだ決まっていない。予算の中に防護柵関係は入っていない。JRとの話もしている。
 さらにその協議会の下部組織のようなかたちで道警等の実施団体の代表者で、協議している。

私たちは、2005年の見直し、達成目標2010年を考えると進捗状況がおそすぎることを強調した。
 この協議会は特に「交通バリアフリー」の問題を扱うのだからメンバーに例えば交通権を考える連絡協議会の会長や事務局長など、この問題に関してのスペシャリストといえる人を入れるのが良いのではないか。是非そうしてほしい。

○この要望に関しては具体的な回答はなかった。

5.市営住宅の駐車場の除雪について。
自分で除雪できないので、ロードヒーティングまたはパネル式のヒーターを設置してもいいのか? 実例があると聞いたが何処の団地で、どんな設備なのか?

○ひばりヶ丘団地に個人で、ロードヒーティングを施工した人がいると聞いている。パネルヒーターについてはどんな物があるか、調査したが階段などの狭い部分の物だけで、これを使うとすると何枚も敷かなければならないと思うが、電気代などの負担も大きいと思うので、難しいのでは。当然全て自己負担ということになる。

福祉除雪の制度を活用できないのか?

○除雪支援事業として考えているものはあるが、まだ予算化もされていない。これは、団地の高齢者や障害者の入居率が30%を超える場合に適用しようというものです。

市営住宅が、障害者の単身生活者を受け入れてもらえるようになって、大変感謝していますが、当然除雪などはできないのは最初から分かっていることで、その事から、除雪などの支援は当然考えてしかるべきではないのか。

○当面、入居できるような施設の改善を行ったところで、状況も変化していて、除雪の支援なども今後考えていかなければならないと考えています。

6.交通費の補助について。
タクシーチケットを増やすこと、自分で運転できる障害者に対して、ガソリン代の補助をしてほしい。

○札幌市で、今一番遅れている精神障害者に対する施策をしたいと、来年度からやっと乗車証(パス)タクシーチケットの配布等を実現した。まだ広い分野の対策を充実させることが先決という状況で、予算不足でまだお応えできずにいる。
 ガソリンの補助については「ガソリンチケット」として実現の方向で考えている。


 以上のような内容で、少し予定時間をオーバーするほどお互いに熱心な懇談を行いました。
 懇談の柱にしてあった@かでる2・7出入口周辺の環境改善と、A円山公園トイレの花見時の事情については、懇談窓口を調整のうえ、次回に行うことで合意した。
今後も「交通権110番」など日常の活動で出てきた要望を集め、粘り強い交渉を続けたいと思います。




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