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札幌市からの回答書

昨年の「交通権110番」(2001年3月24・25日)に寄せられた要望、苦情などをまとめて、札幌市へ提出した「要望書」に対する回答です。



【道 路】【地下鉄】【JR・タクシー】【バス】【路面電車】
【公共的施設】【市営住宅】【制度】


札市声第534号
平成13年11月14日

交通権を考える連絡協議会
 会 長  後 藤 昌 男  様

札幌市総務局 沢 正 明
広報部長 小 沢 正 明

初冬の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜びを申し上げまず。
さて,平成13年9月27日に市長あてにご要望のあった件につきまして、関係部からの回答を取りまとめましたので、私から次のとおりお答えいたします。




[道路]
@ 教育文化会館への地下鉄11丁目駅及び、バス停からの誘導ブロックの敷設と会館前面のタクシー乗降部分の歩道段差を解消してほしい。
 又、周辺にパーキングエリアを設置するなど障害者が利用できる駐停車スペースを確保してほしい。

 誘導ブロックの敷設、歩道の段差解消につきましては、現地にて具体的な箇所を教えていただいたうえで、改修などを検討いたします。
 パーキングエリアにつきましては、公安委員会の管轄になりますので、ご要望の趣旨を同委員会との協議の中に活かしてまいりたいと思います。

(建設局管理部総務課)

A 歩道の除排雪を徹底してほしい。特に病院局辺の歩道を重視してほしい。

 歩道除雪につきましては、有効幅員2m以上の路線を対象としております。
 また、歩道除雪が困難な箇所において、車道側を拡幅して歩行者空間を確保するなどの努カを行っている箇所もあります。
 今後とも、冬期歩行環境の向上を図るため、パトロールの強化や除排雪の強化に努めてまいりたいと考えております。

(建設局管理部総務課)

B バス停「前田森林公園入ロ」周辺の歩道、特に、新川橋交差点の勾配の改修と川側歩道の新設、誘導ブロックの敷設と音声信号の設置を願いたい。

 新川通川側の歩道造成とバス停留所の件につきまして、当該箇所については公園側に歩道があり、一般通行の確保は充分なものと考えておりますが、川側にあるバス停留所は歩道でない部分に設置されており、安全上も問題があることから、利用状況などをバス会社と協議をしながら、安全な場所に移設するようにお願いしてまいりたいと考えております。
 また、誘導ブロックにつきまして、本市では、例年バリアフリーを基本とした「歩道リフレッシュ事業」として、市街地から徐々に点字ブロックの敷設を実施しております。今年度も手稲区では、下手稲線の交差点などを整備しており、今後も逐次利用頻度の高い交差点から改善を図ってまいりたいと考えておりまず。
 しかし、橋梁から新川通方向への道路縦断勾配につきましては、橋の高さが河川の洪水時の高さとの関係で決められておりますので、改修を行うことは難しいものと思われます。
 次に、信号機の設置については北海道警察の所管となりますが、当該箇所の音声信号機設置要望につきまして、実現するように道警に対して働きかけてまいりたいと思います。

(手稲区市民部総務企画課)

C クラーク病院南側の道、特に薬局への通路の除雪時、雪解け時の悪路を改善してほしい(ロードヒーティングによってできる歩道の段差解消)。
 また、同病院の東側中通りから環状線に出る中通りの除雪をしてほしい。

 冬期間、歩道上では、ロードヒーティングが設置されている箇所と設置されていない箇所で、雪が降った場合に段差を生じることがあります。段差が生じた場合には、ロードヒーティングの設置者に段差解消の対応をお願いしております。
 また、中通りの車道につきましては、冬期間を通して除雪を実施しておりますが、歩道につきましては、幅員が1.25mしかないことに加えて、北海道電力やNTTの電柱などが除雪作業上の障害となることから、除雪車が作業するための福員を確保できない状況にあります。したがいまして、除雪計画路線として組み入れることは困難であることをご了承いただきたいと思います。


(東区土木部維持建設課)

D 除雪の後滑って転ぶ。特に危険なところには、砂を撒くなどの対策ばできないものか。

 パトロールの強化や必要に応じた凍結防止剤の散布を行うなど、今後とも冬期歩行環境の向上を図ってまいりたいと考えております。


(建設局管理部総務課)

E 歩道と車道の段差を解消してほしい。徐々に改善はされているが、まだまだ足りない(特に交差点)。

 歩道と車道の段差の解消につきましては、視覚障害者誘導用ブロック、路面の急勾配などの補修と同様に、平成10年度より公共施設及び福祉施設周辺を重点として、優先度の高い路線から「福祉のまちづくり条例」を基に、補修工事を進めているところであります。
 しかし、補修必要箇所数が相当数なため、補修工事にはかなりの時間が要することをご理解くださるようお願いいたします。

(建設局管理部総務課)

F 車道の排水口の位置が高くて、排水の役を果たしていない所を、調査・改修してほしい。

 具休的な箇所をお申し出いただければ、現地調査のうえ対処いたします。

(建設局管理部総務課)

G 交差点の角の部分に自線を引いて、車の接近を防止することを、全市的に行ってほしい。

 日常の道路維持管理を行うなかで、歩行者及び車両通行において、交通の安全と円滑を図るために道路の管理保全を行っているところであります。
 白線(区画線)等につきましては、道路法及び道路交通法による基準に従って実施しており、交差点内につきましてはいろいろな制約もありますが、公安委員会とも協議をしながら、慎重な判断の基に実施している状況にありますので、ご理解くださいますようお願いいたします。

(建設局管理部総務課)

H 南21条西16丁目の道路がたくさん交差している所の信号機について、全部が青になったときの時間を伸ばしてほしい。
 *複雑な交差点なので、特に配慮されている安全対策について、お知らせ願いたい。またこれまで、歩行者の事故がこの交差点で起きたことかありましたら、実情をお聞かせ願いたい。

 南警察署によりますと、ご要望の場所の信号機及び横断歩道等の安全対策につきましては、道路か変形五叉路となっておりますことから、現状では最善の歩行者用信号時間の設定を行っており、特に南北の道路が2本になっておりますので、歩行者用信号機は2回に分けて信号表示が成され、歩行者への安全が図られているとの事であります。
 また、歩行者用信号機の「青」表示時間を長くすることは、一般車両用信号機と連動させなければならないため、当該交差点を通過する車両の状況から考えて、交通渋滞を発生させることになりますので、交通施設安全面では、現状の整備で充分と考えているとの事であります。
 また、平成元年4月に、電卓通りのカーブに表示される電車専用信号の表示を12秒から15秒に変更し、安全への見直しが行われております。
 なお、当該交差点での重傷以上の大きな事故は、起きていないとの事であります。

(中央区市民部地域振興課)

I 横断歩道を渡る時の時間を長くする機器かあると聞いたが、そのような物があるなら設置してほしい(設置しているなら設置個所を教えてほしい)。

 一般車両用信号機と同一交差点に併置されていない押しボタン式歩行者専用信号機の単独設置個所には、一般歩行者用と老齢者及び身体障害者等の交通弱者用(一般歩行者より青表示時間が長い)の押しボタンが設置されている交差点があります。
 また、平成13年度には、札幌ファクトリー周辺(北1東8、北2東5・6・9)及び北9西13の5箇所(中央警察署管内)に設置しております。
 今後も、バゾアフリーの観点から福祉施設などを重点的に、交通弱者用押しボタン式信号機を増設していきたいと考えております。
 以上のとおり、中央警察署から回答をいただいております。

(中央区市民部地域振興課)

J 南郷18丁目(地下鉄駅)出口(道銀側)が、冬期間氷ですべり、きわめて危険です。化をロードヒーティング化を望む。氷の下になって展示ブロックもほとんど役にたっていない。砂まきを徹底してほしい。
 特に「道銀前出入ロ」の点字ブロックの上に自転車が多数置かれている。指導を強化してほしい。

 地下鉄出入口周辺は人通りも多いため、冬期間には滑り止めのために砂まきを行っております。この度ご要望のありました場所につきましても、パトロールなどを強化して必要に応じた砂まきをしてまいります。
 自転車置き場につきましては、整理・整頓業務を委託しておりますが、その利用数も多く置き方が乱暴なため、その対応に苦慮しております。今後も整理整頓に留意し、点字ブロックの上に自転車が置かれることのないよう指導してまいります。

(白石区土木部維持建設課)

 ロードヒーティングの設置につきましては、建設費のほかに毎年の維持管理費や将来の改修費に膨大な費用を要しますことから、道路管理者が全てについて対応するのは困難な状況にあります。
 したがいまして、歩道部の路面管理といたしましては、必要に応じて凍結防止剤などを散布することとしておりますので、ご理解くださるようお願いいたします。

(建設局管理部総務課)



[地下鉄]
@ 地下鉄全駅にエレペーター設置を急いでほしい。
 北12条駅や菊水駅など、病院の近くにある駅は、車いす利用者のためにも歩行通院者のためにも、優先してエレペーターを設置してほしい。

 地下鉄駅へのエレベーター設置につきましては、本年度、工事や実施設計に着手している駅を含めますと、現在、49駅中39.5駅について設置の目処が立った状態となっており、残すところ9.5駅となっておりまず。未設置駅の大半は、駅舎の構造や地上部用地の確保などの困難な問題を抱えておりますが、全駅設置を目指して、個々の未設置駅について設置方法の調査検討を進めているところであります。
 いずれにいたしましても、地下鉄駅エレベーターの必要性は充分に認識しておりますので、今後とも全駅設置に向けて努刀してまいりたいと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

A 地下鉄札幌駅の階段昇降機の利用について、事前連絡できなかった時でも、できるだけ速やかに対応してほしい。

 現在、各駅の運営は、人員削減などにより必要最小限の人数で行っており、特に利用者の多い札幌駅では、駅員が各ポジションから容易に離れることができない状況のため、階段昇降機の対応は助役が行っております。また、助役につきましては、東豊線にて業務を行う時間が多いことから、階段昇降機の設置されている南北線の現場に到着するまでに多少の時間がかかりますので、お客様には事前に連絡をいただいているものであります。
 お客様の待ち時間が少しでも少なくなるように、より良い方法を検討してまいります。

(交通局事業管理部総務課)

B 地下鉄札幌駅から、JR札幌駅へのエレペーターの設置について、長年の懸案になっているが見通しがどうか、早急に改善してほしい。

 地下鉄札幌駅からJR札幌駅への段差解消につきましては、本年度、エレベーター設置工事を実施しており、平成14年度当初からの供用開始を予定しております。

(保健福祉局保健福祉部保健施設課)

C 地下鉄大通〜すすきの間(ポールタウン)に地上へのエレベーターがない。すすきのビルのエレベーターを利用しているが、「ビル使用者以外使用しないでください」と貼り紙がある。エレペーターをつけてほしい。

 本市では、平成10年12月に「札幌市福祉のまちづくり条例」を制定し、バリアフリー化の推進に取り組んでおり、多くの方が利用する民間施設の整備につきましては、条例の趣旨や整傭基準を記載したパンフレットの配布や、施設整備マニユアルの販売、ホームページの掲載などにより、事業者への広報・啓発を行う他、融資制度を創設し、事業者の理解と努力を得るよう努めております。
 しかし、個々の施設の整備につきましては、本市の取り組みでは限界がありますので、当事者の生の声として、貴団体から直接施設管理者にもお申し出いただくことが、相互理解と早期解決につながるのではないかと考えております。
 なお、地下街ポールタウンにつきましてば、且D幌都市開発公社が施設の所有・運営を行っております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

D 地下鉄札幌駅東豊線通路、傾斜かあって長い。動く歩道を付けてほしい。早急に休憩するためのイスを設置してほしい。

 動く歩道の設置につきましては、厳しい財政状況の中、実現は難しいと考えますが、通路の長さが223mと長い通路ですので、途中の2箇所に休憩用の椅子を設けております。

(交通局事業管理部総務課)

E 地下鉄防護柵設置を急いでほしい。
 *2〜3年前から私たちも強く要請している事項だが、今だに腰か上がらないのは、何処に原因があるのか教えてほしい。

 転落防止対策といたしまして、「ボームドア」(全密開型)や「可動式ホーム柵」(ハーフタイプ)など種々検討いたしましたが、技術的には設置可能でありますが、多額の費用がかかるという財政的課題があり、早期実施は困難な状況であります。
 しかしながら、防護柵につきましては、お客様の安全を確保する上で、有効な対策であることは充分に認識しており、引き続き検討を進めてまいりたいと思いますので、ご了承くださるようお願いいたします。

(交通局事業管理部総務課)

F 膝の関節が悪い人から地下鉄車両内シルバーシートの高さを一部高くしてほしいという要望かあった。

 一部の椅子の高さを高くすめためには、高さ調整のできる個別シートを用いなけれぱ対応ば難しく、現在使用している体面式ロングシートでは個別調整が困難であります。
 したがって、現在、車両椅子の日本の標準的な高さとされている360mm〜450mmのほぼ中間であります410mmの高さで設定しておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

(交通局事業管理部総務課)

G 地下鉄の券売機について、コイン投入口が改善されている障害者用の券売機も設置してほしい。

 平成10年度から導人している傾斜型券売機は、交通弱者の方々のご利用も考慮して、
・操作ボタンの位置・・・・床面から1000mm
・コイン投入日・・・・・・床面から1000mm
・硬貨の一括投入・・・・・3枚まで
となっており、今後も更新時には同型の券売機を導入する予定であります。

(交通局事業管理部総務課)

H 障害を持つ人のエレペーター利用について、健常者の理解を高めるためのPRを願いたい。

 障害者の方々などとの相互理解の促進に、今後とも取り組んでいきたいと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

I 地下鉄発寒南駅、駅を上がった所のガラスを色ガラスにしてほしい。ぶつかる危険がある。

 ガラスにぷつかる危険があるとの事ですので、ガラスに蛍光テープを貼り、ガラスの存在をわかりやすくして危険防止を行います。

(交通局事業管理部総務課)

J 地下鉄駅の古いタイプのトイレは、視覚障害者にとって極めて使いずらい。早急に改善してほしい。

 ご指摘のトイレは、プラスチック製のトイレと思われますが、このトイレにつきまして、19駅については既に改修済みであり、今後も、予算などを勘案しながらトイレの改修や駅舎の大規模改修等にあわせて、随時新しくする予定でありますので、ご理解をいただきたいと思います。

(交通局事業管理部総務課)

K 行政で施設・設備を整備する際、計画の早い段階から、障害者の意見も聞いて市民みんなに利用しやすいものにしてほしい。

 施設整備の際に、早い段階から市民が参加できる仕組みと、より望ましい改善方策について検討してまいりたいと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

L 地下鉄大通駅の車いす対応について、お願いしたら迅速に願いたい職員によって、たいそう待たされる時があります。

 大通駅では、7月の車いすの対応が1299件あり、同時間に車いすの方の乗車及び降車がありますと、どうしてもお待ちいただかなければならないのが現状であります。お客様の待ち時間が少しでも少なくなるように、より良い方法を検討してまいりたいと思います。

(交通局事業管理部総務課)







[JR]、[タクシー]関係について

 本市では、平成10年12月に「札幌市福祉のまちづくり条例」を制定し、バリアフリー化の推進に取り組んでおり、多くの方が利用する民間施設の整備につきましては、条例の趣旨や整備基準を記載したパンフレットの配布や、施設整備マニュアルの販売、ホームページの掲載などにより、事業者への広報・啓発を行う他、融資制度を創設し、事業者の理解と努力を得るよう努めております。
 しかし、個々の施設の整傭につきましては、本市の取り組みでは限界がありますので、当事者の生の声として、貴団体から直接施設管理者にもお申し出いただくことが、相互理解と早期解決につながるのではないかと考えております。




[バス]
@ リフトバスあるいは、ノンステップバスをもっと走らせてほしい。

 市営バスでは、本市の5年計画(平成12〜16年度)におきまして、毎年度2両のノンステツブパスを購入することとしており、平成12年度末現在て5両を所有しております。
 今年度は、来年10月に札幌市でDPI世界大会が開催されることもあり、5年計画を前倒しして4両購入し、11月の冬ダイヤ改正時から計9台て運行しております。


A ノンステップバスが、どこの路線をいつ・何時に走っているのかわかるようにしてほしい。

 お客様へのお知らせは、ノンステッブバス導入後のダイヤ改正(平成11年度)から時刻表に掲載しており、現在も実施しております。
 なお、ご連絡をいただければご利用の停留所ごとの時刻表を、ファックスなどによりお送りいたします。


B バス停、及び周辺の歩道を重点的に点検整備してほしい。夏も冬も、車いす使用者は大変だ。

 バス停留所周辺及び歩道の点検整備に関しましては、巡回点検を実施し、必要個所につきましては、道路管理者と連携を取り改善を図ってまいります。


C バスターミナル内の発着の音声案内を行ってほしい。
(以前は全ターミナルで実施していたと思うが、何故やめたのか?)

 以前は、一部のバスターミナルで案内員による発着案内をしておりましたが、平成3年度の事業見直しによる各バスターミナル案内所の廃止に伴なって発着案内も廃止しておりますが、その後の新設ターミナルにつきましては、昔声による発着案内装置により案内を実施しております。
 既存の夕一ミナルで、音声案内装置の設置されていない個所につきましては、施設の改修時に設置等を考えてまいります。


D バス停の除雪について、東苗穂8条3丁目のバス停がひどかった。除雪と結氷時の砂まきをしてほしい。

 大変ご迷惑をおかけいたしました。
 交通局では、停留所の除雪の大部分を除雪業者に委託しております。各営業所において、職員によるバス路線の巡回や、利用者からのご連絡をもとに除雪の指示をしておりますが、今後とも、よりきめ細かな対応を心がけて、市民の皆様にご不便をおかけしないよう努力をしてまいります。
 なお、結氷時につきましても、融雪剤や砂の散布が可能な個所につきましては、散布の徹底を図ってまいります。

(@〜D交通局事業管理部総務課)

[飛行機]関係について

*[JR][タクシー]関係と同じ回答になりまず。





[路面電車]
@ 公害面からも路面電車を増やしてほしい。そして、障害をもつ者も利用できるように、改修や整備を願いたい。

 路面電車につきましては、限られた道路空間の中に設けられているという構造上の制約などから、乗降場の拡幅や段差の解消が容易にできないのが現状であります。しかしながら、高齢者の方々をはじめより多くのお客様に、安全で快適にご利用いただくため、各種の整備を行ってまいりました。
・上屋及び防護柵の設置、ロードヒーティングの設置、表示板類の改良などを平成6年度に実施いたしました。
・音声案内につきましては、全ての停留場に主に緊急時の案内を音声で行う装置を設置しております。
・その他、停留場の状況に応じて照明器具の改良・追加など、随時改善を実施しております。
・車両につきましては、老朽車体の更新(合計5両)を平成9年度〜13年度まで毎年1両ずつ実施し、乗降口の段差の緩和、案内放送装置に連動した電光案内表示装置の設置などを実施しております。

(交通局事業管理部総務課)

 路面電車は、これから迎える高齢社会や環境低負荷型社会に対応した、人や環境にやさしい交通手段としての役割が期待されております。
 低床車両の導入など既存路線の機能向上や、ループ化など活用方策につきまして、現在検討を行っておりますが、交通事業の経営見通しや自動車交通への影響など課題もあり、今後は市民や商業者などの皆様と議論を進めながら、検討してまいりたいと考えております。

(企画調整局総合交通対策部交通企画課)





[公共的施設]
@ 公共施設が、必ずしも交通の便利な所に建っておらず、車いすの者か利用しずらいところが意外に多い。これからの整備にあたって、是非利便地であることを考慮してもらいたい。

 公共施設につきましては、諸条件を検討のうえ適地に建設しておりますが、周辺の交通アクセスにつきましても充分な整備が必要と考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

A 公共の身障者用トイレが低過きるところがあり(便座)人工関節の者が利用するに当たって大変。いろんな障害者の意見を聞いてほしい。

 具体的な施設名及ぴ箇所をお知らせいただき、今後の施設改修時の参考にさせていただきたいと思います。

(保健福祉局保健福祉部福ネ止施設課)

B 建物に手すりを取り付けてほしい(一般的に)。

 本市の「福祉のまちづくり条例」による整備基準で、手すりにつきましては、階段及び傾斜路(スロープ)に設置を認めておりますが、基準を超える整備につきましても理解を得てまいりたいと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

C デパートなどの手動ドアか重いので困る。

 本市では、平成10年12月に「札幌市福祉のまちづくり条例」を制定し、バリアフリー化の推進に取り組んでおり、多くの方が利用する民間施設の整備につきましては、条例の趣旨や整備基準を記載したパンフレツトの配布や、施設整備マニュアルの販売、ホームページの掲載などにより事業者への広報・啓発を行う他、融資制度を創設し、事業者の理解と努カを得るよう努めているところであります。
 しかし、個々の施設の整備につきましては、本市の取り組みでは限界がありますので、当事者の生の声として、貴団体から直接施設管理者にもお申し出いただくことが、相互理解と早期解決につながるのではないかと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

D 西岡生協の車いすマークの駐車場に一般車が止まっている。スロープの前には自転車があってスムーズに利用できない。

 迷惑行為の解消のためにも、障害者の方々などとの相互理解の促進に、今後とも取り組んでいく必要があるものと考えておりますが、個々の施設につきましては、当事者の生の声として、貴団体から直接施設管理者にもお申し出いただくことが、相互理解と早期解決につながるのてはないかと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

E 「きたえ一る」地下鉄からの地下通路か長くて太変。休む所を設けてほしい。

 ご要望の通路につきまして、南北に延ぴている通路については幅が3m弱と狭いため、コンサートなどのイベントが開催された場合には、通行の妨げとなりますので休憩用椅子は設けておりません。ご理解いただきたいと思います。

(交通局事業管理部総務課〉

F ビルの外などに“身障者用トイレ有り”と表示してほしい。

 本市の「福祉のまちづくり条例」による整備基準で、案内表示につきましては、「高さ及び文字の大きさその他の表示内容に配慮し、障害者、高齢者等が円滑に利用できるものとすること」が定められております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

G 案内表示の難しい文字にルビを付けることを考えてほしい。

 Aと同じ回答になります。


H エレベーター前チヤイム(音声信号)をすべてのエレベーターに付けてほしい。

 本市の「福祉のまちづくり条例」による整備基準で、エレベーターにつきましては、
・視覚障害者が操作しやすい制御装置(点字表示等)
・かご内に到着階、出入口開閉の音声表示装置
・乗降ロビーに昇降方向の音声表示装置
の取り付けを定めております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

I 地下街に車いすトイレの数を増やしてほしい。一般の方へのマナーも指導してほしい。

 地下街の車いすトイレにつきましては、現在、才一ロラタウン、ポールタウンの各1ケ所に設置されており、地下街インホメーション地図に掲載するなどして周知を図っております。
 また、増設につきましては、地下街の構造上難しいことから、地下街の拡張などの工事を実施する際に検討いたします。
 一般の方へのマナー指導につきましては、讐傭員の巡回時に適切な指導を行ってまいります。
 以上のとおり、地下街才一ロラタウン、ポールタウンを管理しております株式会社札幌都市開発公社から回答をいただいております。

(経済局産業振興部産業振興課)

J 障害者用駐車場に一般の車が駐車していて、せっかくの場所が利用できないことがままある。理解を得る方策をたてる他、無理解駐車への厳しい対応も考えてほしい(高速道路も含めて)。

 Dと同し回答になります。


K 西岡のダイエー店の身障者用駐車場は、いつも一般車両が占領し使用できない。指導を強化してほしい。

 Dと同じ回答になります。


L 「ちえりあ」の障害者用トイレは、手すりが重く使いずらい(移動式)。
 公共施設のトイレについて、もし数箇所に設置するような場合は、いろいろな様式のトイレを作ってほしい。

 ご指摘のありました障害者用トイレは、新式のもので、手すりの素材はバーの部分はプラスチック製、フックの部分はスチール製であり、使用方法はバーを移動しフックを引っ掛ける形態のものであります。トイレの設置に当たっては、札幌市福祉のまちづくり条例等によるトイレの整備基準に従い、障害者及ぴ高齢者の方々がスムーズに利用できるよう整備しております。
 障害者用トイレにつきましては、どのような状態の方でも円滑に利用できるよう改良が進み、新しい施設ではスペースの確保及ぴ車いすでも不自由のないよう、必要なときに取り出せる可動式のものが多くなってきており、コンサートホール「キタラ」においても向タイプのものが使用されております。
 また、手すりのバーにつきましては、移動しやすいよう素材にプラスチックが使用されるなど改良されておりますが人の体重を支えるものですので、ある程度しっかりした構造のものでなくてはなりません。しかしながら、実際にトイレを利用された上での手すりが重く使いずらいとのご指摘でありますので、トイレメーカーとも協議を行い改善方策について検討してまいりたいと思っております。
 「ちえりあ」は、オープンをして1周年を迎えましたが、今後、ますます市民の皆様に喜ばれる生涯学習活動の拠点として、施設の利便向上を図っていきたいと考えておりますのて、今後ともご協力とご理解をいただきますようお願い申し上げます。

(教育委員会総務部総務課)

M JR札幌駅南口に「タッチ」ができた事は、本当に良かったと思っていまず。ですが、なぜか進入するとタクシー関係者やタクシー運転手が迷惑がったり、時には進入できないと叱責されたりして、とても不愉快な思いをしまず。行政指導と標識の工夫をお願いしたい。

 新しい施設でもあり多少の混乱はあるようですが、せっかくの施設ですので快適に利用できるよう、関係者にも要望を伝えていきたいと考えております。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)

N 丸井デパート地下2階(お菓子売り場−クローバーケーキ屋−・エレベーターのある所)は、お客が混雑し、通路が狭く、しかも曲がっているので、手足マヒで杖使用の私にとってば、大変危険な思いを何度もしています。安全に通行できるようにしてほしい。

 *東急や三越ば、比較的歩きやずい配慮がなされているように思われます。
・Cと同じ回答になります。





[市営住宅]
@ 入居者が当番制で行っている除雪作業・清掃作業が、障害者、高齢者にとって難しい面があり、入居者とトラブルを起こした事があったのて、入居者の方とトラブルを起こさないために、市又は自治会の中に相談できる窓口のような場所があると良いと思う。

 市営住宅には各団地ごとに、入居者の方々が協力して団地での生活を維持し、また快適な暮らしをしていただくために、入居者の自主組織として自治会組織が設けられております。
 入居者の方々が日常生活の中で生じた様々な問題、例えぱ入居者同士によるトラブル等につきましては、入居者同士がその防止、解決に努力することは当然として、解決が図られない場合には自治会に相談していただき、自治会の協力のもと解決していただきたいと思います。

(都市局市街地整備部住宅整備課)

 障害者は、駐車場の除雪はきびしいものかあります。個人でバネル式ロードヒーティング設置を許可してほしい(ロードヒーティングを設置している所があると聞いたことがある)。また、そのための援助などの制度を設けてほしい。

 市営住宅の駐車場の除雪につきましては、住宅敷地内の除雪も含めて、入居者の方々自らが行うこととしておりますが、障害者の方々にとりましては大変な負担であるものと推察いたします。
 ご要望のパネル式ロードヒーティングの設置要件につきましては、それがどのようなものなのか解りかねますので、個別にご相談いただきたいと思います。なお、設置が可能だとしても、設置・維持の費用につきましては自己負担となりますので、ご了承いただきたいと思います。

(都市局市街地整備部住宅整備課)


 

[制 度]
@ 福祉タクシー券は60枚では足りないので、増やしてほしい。

 タクシーの利用券につきましては、平成9年度に以前の48枚から12枚増やし60枚にしたところであり、現在のところ増やすことは考えておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。

(保健福祉局保健福祉部障害福祉課)

A 雪のない季節は、歩く事ができ公共機関を利用することができるが、冬季間は道路が悪くなるため歩く事ができないので、福祉乗車券と福祉タクシー券の両方をもらえるようにしてほしい。タクシー券の冬季間の利用枚数増はできないものでしようか。

 福祉乗車証は通年で適用されるものであり、年度内の切り替えができないこと、さらに福祉タクシー利用券は、公共交通機関では移動が困難な方を想定して交付しているものであることから、福祉乗車証と福祉タクシー利用券の選択制につきましては、現在のところ考えておりません。
 また、冬期問のみの福祉タクシー利用券の枚数増につきましても、@で回答しましたとおり、現在のところ考えておりませんのでご理解いただきたいと思います。

(保健福祉局保健福祉部障害福祉課)

B 施設へくのデイケアーが進み、送迎者が玄関前まで来てくれる事は非常にありがたい事です。しかし、そのため広範囲に除雪しておかなければならない家族の苦労は大変です。対象家庭の除雪支援制度を制度してほしい。

 70歳以上の高齢者や重度身体障害者の方々などから構成される世帯に対しまして、間口の除雪などが困難な場合の支援制度として、「福祉除雪」事業を開始し、平成13年度からは市内全域で実施することになっております。

(保健福祉局保健福祉部高齢福祉課)

 
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