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「各交通会社の要望書に対しての文書回答」

札幌市交通局(バス地下鉄定鉄バス道南バス北海道中央バス新千歳空港ターミナルビルJR北海道

札幌市交通局

1. バス利用に関する要望についての回答

1.低床バスの運行
平成3年度購入車(38両)から全車、以前より5ー7cm第1ステップの低い車両 を導入しております。今後も車両を購入する際は同型車両を導入し、年次的に増やして いく考えで有ります。

2.リフト付きバスの早期導入
リフト付きバスについては、平成3年頃から本州の他都市において実施していいるところですが、本市の場合は、積雪寒冷地であることから非常に難しい問題があることから、実施都市の意見を聞く等調査研究を進めていきたい。

3.障害者、老人、病人などの優先席の設置
本市バスについては、昭和48年6月から全車に2席設定しております。今後も、この方針で進めてまいります。

4.停留所(待合室)に椅子の設置
待合室内の椅子の設置については、維持管理ができないことから基本的には設置しておりません。しかし、各町内等において管理していただける場合においては設置していただいているところでございます。

5.足場の悪い停留所の整備について
停留所の位置については、道交法に基づき、付近の状況調査のうえ設置しているものですが、不法駐停車両等の関係から正規の位置に停車できないことがあります。これらの取締りを含め、位置が不適当である場所等については、早急に調査し対処いたします。

6.職員の教育指導について
市交通局においては、教習所において全職員を対象とする一般職員研修のほか、各自動車営業所単位で、毎年4回に分けて職場研修を行っております。これらの研修にあわせて障害者にたいする「思いやりのある接客」に努めてまいります。


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2. 地下鉄利用に関する要望書の回答

1.すべての駅にエレベーターとエスカレーターを設置してください。
 地下鉄駅における障害者用エレベーターの設置については、現5年計画では10駅の整備を行う計画であります。その後も逐次エレベーター未設置駅の解消を図っていく考えであります。エレベーターの設置については、障害者やお年寄りなどの利便性や安全性などを考えた場合、エレベーター設置を主体に進めていきたいと考えております。

2.エレベーターの案内表示を分かりやすくしてください。
 エレベーター案内標識については、業務用案内標識板とあわせて電照標識で誘導しております。ポイントとしては、コンコース及び分岐点、改札口、エレベーター本体、地上出口に設置しており、規格及び吊り下げ位置については、各駅とも統一した形態で設置し、施設的条件によって補助板(マーク入り)の貼付により的確な誘導を図っております。

3.全ての駅に車椅子使用者の利用可能なトイレを設置して下さい。また、案内表示 を分かりやすくして下さい。
 地下鉄駅における車椅子使用者の使用可能トイレは、設置場所や工事の関連もあり、基本的にはエレベーターの建設にあわせて設置していく計画であります。また、案内表示につきましては、電照式を基本とし、行っております。

4.車椅子が通れるように改札口を広くして下さい。
 地下鉄改札口の有効幅員は、550mmとなっており車椅子650mmでは通行できません。したがって、各駅とも改札コーナーには、1200mm幅員の有人ゲートを設けており介護人の方も含め利用して頂いております。

5.停車時間を延長して下さい。
 地下鉄の停車時間は、大通・さっぽろ駅の主要駅を除いて15秒となっております。停車時間の設定は、オフラッシュ時の乗降で支障の有無を判断基準としておりますが、ドア操作は、仮に停車時間が過ぎても、車掌が乗降状態を確認して閉扉しております。停車時間の延長は、目的地へ到着までの所要時間がのびる事にもなりますので、現状でご理解願います。

6.ホームに椅子を増やして下さい。
  主要駅を除いては、各駅のホームに適当な台数を配置しております。しかし、主要駅は、ラッシュ時、利用客の通行の妨げとなるため、自立時刻板及び水のみ場の移設、撤去により混雑緩和を図っている現状でありますので、ご理解をお願い致します。

7.車両とホームの隙間を極力少なくして下さい。
 車両とホームの隙間は、線路の曲線や車両の最大揺れ等を考慮して最小限必要な寸法としております。従いまして、現状より隙間を少なくすることは車両が走行中にホームと接触する可能性を生じるため、輸送の安全上の観点から不可能な状況にあります。

8.アナウンスが聞こえやすいように改善して下さい。
 車内アナウンスについては、日常的な指導の他、定期教育等で専門の講師を招いての講習会の実施、また、それぞれの車掌のアナウンスをテープに録り、欠点の矯正等を行い、徐々にではありますが効果を挙げているものと考えております。今後につきましても、個人指導等も含めて、誰もが聴きやすいアナウンスとなるよう指導して参りたいと考えております。

9.公衆電話の様に、常時使用できるFAXを配置して下さい。
 地下鉄構内のFAXの配置につきましては、現在のところ計画はありませんが、今後、NTTの施設計画の推移をみてまいりたいと考えております。

10.電光掲示板を活用して下さい。(聴力障害者用)
 電光掲示板は、現在東豊線のみ設置しており、ホーム・コンコースのお客様に対し、主に運行情報・業務案内等を表示しており、東豊線の延長駅については、既設の東豊線と同様に設置する予定です。また、今後新規に購入する車両については、車内にも次駅案内電光掲示板を設置する方向で検討しております。しかし、現在の施設及び車両に設備するには、莫大な費用を要することから、今後の研究課題と考えております。

11.介助と安全のために職員を増やして下さい。
 社会の高齢化が進むなか、障害者はもとより交通弱者に対する福祉行政の充実が求められております。交通局では、平成3年12月以来経営健全化に取り組み、職員配置を見直し、人員削減を行いました。現状では、職員を増やすことは難しいことですが、これまで同様障害者の介助と安全のため、意を用いていきたいと考えております。

12.車両内に車椅子用のスペースを設けて下さい。
 現在、東西線、東豊線、南北線の一部車両にそれぞれ1編成中に1か所の車椅子スペースを設けております。今後も新規車両購入及び車両更新の際には、同様に車椅子スペースを設ける計画です。

13.障害者に対する理解を深めていただける職員教育に取り組んで下さい。
定期教育・研修等で取り上げるよう検討してまいりたいと考えております。

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株式会社 じょうてつ

1.低床バスの導入について
平成4年度において低床バスを5台導入いたしました。今後、導入するバスについては、低床バスを考えております。 2.リフト付きバスの導入について
リフト付きバスを導入するための条件といたしましては、
(1)バス乗降場所の整備
(2)バス運行の定時性の確保(乗降時間)
(3)冬季間の問題
(4)一般乗客の理解
(5)購入資金の問題
 等が考えられます。これらの課題の解決が出来なければ、リフト付きバスの導入は不可能と考えます。したがって、早期導入に関しましては考えておりません。

3.障害者優先席の設置について
 現在、当社バスには設置しておりません。ただ、車内放送にて席を譲るよう呼び掛けております。今後も、この車内放送の呼び掛けを続け、一般乗客等のモラル向上に努力をいたしたい。

4.停留所の椅子の設置について
現在、停留所に小屋(待合所)のあるところは、小屋の中に椅子を設置しております。全ての停留所に小屋を設置したいのですが、小屋のスペース等の問題で設置できないのが現状です。今後、設置できるような状況になった場合には、設置をしていきたい。

5.足場の悪い停留所を無くす
当社といたしましても、事故防止の観点からそういう場所があれが随時整備していきたいと考えております。

6.職員教育について
障害者に対する理解はもちろん、全ての乗客に対する接待態度について、積極的に指導していきたい。


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道南バス株式会社

1.低床バスの導入について
平成3年度から新車購入の室蘭市内線・郊外線車両に導入しております。

2.リフト付きバスの導入について
車椅子利用者は殆どありませんが、あった場合は乗務員がお手伝いするよう指導しております。

3.障害者の優先席の設置について
室蘭市内線・郊外線に設置しております。

4.停留所の椅子の設置について
待合所内に設置、また待合所の無い所でも一部設置しているところがあります。
5.足場の悪い停留所を無くす
殆どなし

6.職員教育について
安全講習会、職場集会等にて教宣しております。


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北海道中央バス株式会社

1.低床バスの早期導入について
 低床バスについては、導入に向け早期から研究・開発に取り組み、道路状態等走行環境が改善され、試験的に導入した車両の走行テスト結果を踏まえ、平成3年度から本格導入を決定致しまして、現在全社で56両を保有しております。低床式バスは、お客様から大変好評を戴いておりまして、今年秋にも市内線バス60両を低床式に更新していく方針でございます。

2.リフト付きバスの早期導入について
 道外の公営バス数社において、採用されておりますリフト付きバスにつきましては、道内においては、現在のところ採用している事業者はございませんがリフト付きバスの導入は社会的ニーズに応えるものと認識しており、今後道外での採用ケースの運行状況を十分検討致して参りたいと存じます。

3.車内優先席(障害者・老人・病人)設置の件
 当社の取扱いといたしましては、お客様が自発的に席をお譲りいただくことを主眼に、バス車両では特に優先席を設定せずに、「お年寄りや体の不自由な方には、席をお譲り下さい」との車内放送を行うことで、乗客全体へのご協力を呼び掛けております。多くのお客様から快くご協力をいただいておりますが、お客様のモラルばかりに依存することも問題があるとの声も耳にしておりますので、今後それらのことも含めて検討させて頂きます。

4.停留所に椅子設置の件
 椅子、ベンチ等は歩道を狭め、歩行者や自転車の方にご迷惑をかける場合もあり、その設置については関係機関等と協議し検討して参りたいと存じます。

5.足場の悪い停留所を無くする件
 公共輸送機関として、お客様がご利用しやすい施設の提供は、当然の責務であることは充分認識しており、特に冬期間におきましては、自社で実施するものの他に、冬季だけで多額の経費をかけて外部委託し、停留所周辺の除排雪を実施するなど、保全に努めております。今後も適宜巡視を実施し、足場の悪い停留所が無くなるよう努めて参りたいと存じます。

6.社員教育について
 当社では「ハートフルネットワーク中央バス」をキャッチフレーズにお客様への接客サービスの充実・強化に努めておりますが、残念ながら一部の社員には充分浸透していない点があることは否めません。本要望につきましては、今一度全社員に伝え、会社を挙げて取り組んで参ります。




 以上が市営交通局及びバス会社各社の文書による回答です。民間会社については、全体として余り利用者の少ない障害者の為に投資することについて、営利を目的としていることから市営交通でさえやっていない投資をすることには難色を示していて、やはり市が動かなければ駄目なのか、、という感じです。


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「新千歳空港旅客ターミナルビル」におけるノーマライゼーション対応について

第1
 エレベーター位置の表示につきましては、オープン後の見直しの重点事項としてビジュアルサインの新設を行うとともに、マークを大きくしました。さらに、既設ビジュアルサインのマークの修正は現状では無理なため位置がどこからでも分かるように壁などに「マークシート」(30×30cm)を壁などに貼付してあります。
第2
 国際線内エレベーター設置問題につきましては、従来からご案内しておりますよに官庁部分のフロアーであることをご承知下さい。但し、ビル側設置の1階オープンスポット「バス乗降フロアー」と3階「ゲートラウンジ」間のエレベーターは使用可能です。
第3
「手洗い室」につきましては、21基設置されており左右の利き手を考慮して、水洗プッシュ式押しボタン・トイレットペーパーの位置をセットしてあります。さらに、手洗いも殆どがセンサー式となっております。また、親子一緒の方も利用できるようにベビーシートを設置している箇所もあります。室内2ヶ所に非常用押しボタンを設置しております。表示は、エレベーター同様ビジュアルサインを補強するため新規にマークシートサイン(30×30cm)を壁等に貼付してあります。
第4
 館内のアナウンスは、基本的には専門業者によって、場所ごとに適正な音量調節を行い運用しております。例えば、人の動きの多い所のレベルアップ等聞き取り易いように音響を適時点検調整しております。
第5
 NTT管理の公衆電話は、22台設置し、さらに電話FAXにつきましては、センタービル1階北側(出島)NTTサービスセンター(ウイングベル)にFAX器サービス1台館内のデジタル公衆電話(グレー色)30台にアナログ端末用接続口があり、携帯用のモジュラープラグを差し込むことにより使用できる。
第6 
 電光掲示板につきましては、
 出発系は、2階各航空会社出発カウンター並びに、1階団体出発カウンターにLED装置「出発ボード」到着系は、各航空会社「到着ボード」ビー内各所にCRTテレビ)をそれぞれ設置し案内しております。
第7
 手話問題につきましては、
 インフォメーションカウンター(総合案内)においては、特に手話可能な職員の配置はしておりませんが、職員のうち何人かは学生時代ボランティア活動で手話ができ適時対応できます。航空会社によっては、職員が手話を勉強しておりボランティアとして応接が可能です。これまで総合案内では、殆どが筆談で応接しています。
 など、それぞれ対応しております。
第8
 点字ブロックの設置問題につきましては、
 他の国内空港ターミナルビルでも諸般の事情から設置されておりませんが、利用者の安全性を考慮し搭乗降客の要望を受けて、航空会社旅客担当が介助することとなっておりす。センタービル地下1階南・北に設置のJRコンコース経由エレベーターの押しボタン設備箇所にインターホンを設置(点字マーク付き)し、インフォメーションセンターが中継し、搭乗者の要望を航空会社旅客担当に伝える等取次を行うこととしています。
第9
 歩車道段差解消のためのスロープ、及びサインの取付けを行うことで運輸省(車道部分管理)とビル側(歩道部分)が調整しました。置案としては、メイン玄関4ヵ所に歩道切り込み等スロープ(幅180、長さ240、勾配1/12)の予定です。
第10
 ローカウンター問題につきましては、
各航空会社の対応となりますが、共通した見解では、受託手荷物取扱部分で対応したいとのことです。



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JR北海道の要望書回答(口頭回答)

1.エレベーター・エスカレーターの設置  運輸省から指導を受けているので、すぐとはいかないが少しずつやって行きたい1991年度は「新札幌駅」が済み、1992年度は「新千歳空港駅」、現在「函館駅」が工事中。

2.車両の改造
 今走っている車両の大改造はお金がかかる。入口を増やすだけでも非常に難しい。新しい車両については皆さんの言っている事を入れながら作って行くことで進んでいる。今進めているのは函館−札幌間3時間で走らせる振り子気動車に車椅子の優先席を設け、重度障害者の多目的の部屋やトイレ、洗面所を車椅子で利用できるように作り乗降口も広く、インフォメーションコードなどをつける。

3.案内・表示をみやすく
 案内表示は札幌・北広島・新札幌・千歳・新千歳空港の各駅には完備して、見やすい形に(少しずつやって行きたいと思ってやった)光掲示板は新しい車両にはつけているが、古い車両については難しい。非常時にエレベーター内の盲・ろうどちらにも対応できる装置について様式仕様がきまっている。鏡・手すり・操作板・ブザー・電話機と標準装備されている。(エレベーターが故障で止まったときろうあ者が外との連絡をする時に声で話ができる装置を設置して欲しいとの要望に)ブザーを押してもらえば良い。誘導チャイムは利用客の多いところからつけ、1991年札幌駅、1992年には24ケ所につけた。

4.構内駅員の増員、階段ステップに黄色い線引き
 駅員を増やす事については経営の事もあり、適材適所に応じて配置している事も理解してほしい。事前にいって欲しい。帰りの時間が分かれば万全の対応をしたい。(ダメな時はお客と一緒になってやっている)JRからのお願いとして利用する時は何時に行って何時に帰ると言う連絡をしてほしい。
 階段に黄色の(注意)が貼ってあるが、見にくいという声があった。弱視は黄色高年齢になり白内障になってくると黄色のフィルターをかけた状態では見にくい。試験的に札幌駅の階段の半分に全部つけた。利用者の声で赤と黄色、赤と黄色に黒の縁取り(色を鮮明にするため)濃い色がいいと言うことになれば、具体化して行きたい。小さな事ですが1年半位かけて取り組んで日の目を見たかなと言うことです。どう利用するかは利用者の行為によるのではないかなと思っている。本気で障害者対策に取り組んでと言う事についてはその通りやって行きたいと言うしかない。いろいろな面の声を聞きながら取り組んで行きたい。

5.改札口を広く
 昨年も出た、80cmになる様にしたが、なっていない所は横に車椅子で通れるようにしてある。(恵み野駅は通れない事については)通れるが塞がっていた。通れるようにして対応したつもりである。

業務用電話とFAX
 車掌との電話で緊急の場合に使用するので一般開放は出来ない。
 電話(FAX)はNTTの分野
 何かあれば言ってもらえれば使える形になる。列車内のは社員間でも使えない。

6.ホームの椅子
 ホームの狭くない所は置いてあるが、狭い所は安全問題との絡みで置いていない。なるべく置くかたちにはしているが、危険度の問題もある。昼間の空いている時だけでなく朝の混雑時というのも札幌圏ではあるので理解してほしい。ホームの幅については、最低の基準があり利用度により広い所、狭い所がある。低の駅は島松駅、新しい駅も狭い。(普通は2m以上ですね)その辺は専門家でないので。(新千歳駅のホームにポールがあり、車椅子でギリギリで落ちる可能性がある).5m取って基準には合っているが)今から広げるのは至難の技だと思う。

7.点字について
 券売機のある所は全部つけた。道内全部つけています(無人駅には券売機がない)

8.手話通訳について
 手話の出来る職員がいるという話は聞いていない。覚えるのが大変だと思う。筆談で対応して欲しい。

9.星置駅での対応について
 JR北海道だけの問題ではない。要員の問題もあるので、どこでも連絡してもらう様な形でお願いしている。人はいないれど対応できる体制でやりたい。

10.新車両の配置計画、長年の計画などを有るという所を見せてほしい。
 計画は議論するが、部内的な中でやっているのが表に出るとお役所事になってしまうので。企業の体質とか収入の問題とかいろいろあります。計画的に年次毎に教えて欲しいと言っても話す事はできない。エスカレーターは大改造を伴うので出来ませんという公式回答。JR各社でそうなっていると思います。大改造とは駅の周辺に再開発とか駅を改造する必要が起きた時はやりましょうと、今の時点では改造がなければ出来ないという事です。桑園駅は再開発で市立病院が出来るので駅舎は改築の計画になっている。その中で皆さんの言っている意向は反映して行きたい。そういう事くらいしか言えないというのが実態です。

11.今のところ名前の上がった駅しか計画がないのか。
 具体的改造というのは全然ないとしか言えない。来年、またすぐどこかの駅を大改造するという話が出てくれば基準にその駅が合致していれば考えていかなでればならない。設備を整えて行くことは是非やりたいと思っているが、お金とか諸般の事情がからんでくるからやれないんで困っている。運輸省で言っている14駅は大改造をする時にこうしなさいと言うのではなくういう基準が合致する駅はここですよという意味。計画を示すと言われてもその辺はなかなか。

12.この10年の経過と今後について
 10年前はこういう議論はなかったと思います。58年3月、文書でガイドラインが出来たというのが実態です。いろいろな面で早いと見るか、遅いと見るか、あると思いますが企業として努力しながら、ここまで来たという事も分かっていただきたい。今後についてとなると、この問題も取り組んで行かなくちゃいけないと理解しています。

13.札幌駅の車椅子用トイレは、広いが数が少ない
 一般の男女別トイレの一番奥でもドアが80cm-90cmあれば車椅子でも入れる。それをやると、ある違う方からその設備は何だこういうのを作ってと言う話が出てくる。車椅子用のトイレがどの駅にあるかわからないと言う事で、JR北海道ダイヤという時刻表のなかに車椅子で使用が出来る所という事で入れてもらった。何かに役立てばいいかなと思いやってみたりしているんですが。

14.階段昇降機
 利用者の多い駅には配置した。電動車椅子は重いので入らない。乗せれるのは高い。今年は4ヵ所階段昇降機を試験的にいれて使われ方を見て、今後どうするかという事になる。

15.星置駅の駅員が電動車椅子使用者とラッシュ時に利用した車椅子使用者に説教した事について
 電動車椅子というのがもれたんです。そこが一つの反省点ではありますが普通のだとそれで対応出来るという駅の判断はあったのかもしれませんので、それについては謝ります。指導が徹底していなければ改めまして指導させていただきます。その後、説教された当事者から駅員の対応が親切になったとの連絡があった)

16.文書回答について
 考えていません。文書という物でなく今いろいろお話しした中で我々の考え方も直接お話ししていますので、そういうお話の方がよりベターじゃないですか。
 この事については、再度文書回答を要求しましたが、文書回答をしないのは会社の方針だと言う事で拒否される。


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