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交通権を考える連絡協議会

会報第27号


(2000年6月20日発行)

目次
2000年度交通権を考える連絡協議会総会
2002年第6回DPI世界会議札幌大会
      開催にともなう課題と現状について=西村 正樹

2000年度第7回交通権110番
札幌駅南口広場の点検
札幌市と市政懇談会を実施
総選挙に向けて公開質問状を提出!
加盟団体の動き=《ひまわり号札幌実行委員会 2000年度年間計画》
投稿「私の提案」=佐藤 美雄
   私の「まちあるき」で気付いたこと=辻 雅樹

事務局だより
編集後記


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(1ページ)


2000年度
   交通権を考える連絡協議会総会

 4月23日(日)に交通権を考える連絡協議会第8回定期総会がかでる2・7で午後1時から行われ、約25名が参加した。
 深野事務局員の開会のあいさつ、後藤会長のあいさつの後、議長に榛葉章氏を選出し、議事に入った。
 初めに宮下事務局長から99年度の事業報告が行われた。

交通権110番
 今年で7回目の110番には36件、68項目で道路、地下鉄、JR、市営住宅、公共施設、制度など多岐にわたった相談が寄せられた。道路では雪の問題、歩道の傾斜など。地下鉄では円山公園駅のエレベーター設置の要望が寄せられたこと。

北海道・札幌市への要望書提出
 道(数年ぶり)と札幌市に要望書が提出され、交通関係機関へは直接提出の必要性などが報告された。
 また、石川会計から99年度決算報告、2000年度の予算の提案、事務局長から2000年の事業計画の提案、事業報告ともに全会一致で採択された。
 続いて、役員の選出が行われ、後藤会長が再選され、新事務局次長に三島春光、新会計は榛葉章、新会計監査に中川恒一などが選出され閉会した。
 新役員は次の通りです。会長 後藤昌男、副会長 我妻武、高橋ミユキ、事務局長 宮下 高、事務局次長 木下祥子、小谷晴子、三島春光、会計 榛葉章、会計監査 倉貫元美、中川恒一

2000年度事業計画
1.交通権110番の実施と常設110番ファクシミリの実施
2.110番などで出された要望事項の調査・点検
3.加盟団体と歩道の点検活動
4.行政や交通機関各社への要望活動
5.身近なところの点検活動
6.DPI世界会議札幌大会成功への諸活動
7,公的、民間の助成金制度の活用
8.会報の発行
9.会員拡大
10.有珠山噴火災害の実態調査、課題と対策を考える



(2ページ)


2002年第6回DPI世界会議
札幌大会開催にともなう課題と現状について

2002年第6回DPI世界会議札幌大会組織委員会
事務局長 西村 正樹

〜はじめに〜
 1998年12月2日午後、メキシコで開催されたDPI世界評議員会の席上で、2002年の開催地として札幌が正式に決定された。この第5回DPI世界会議メキシコ大会には、公募の介護者を含み、北海道からは、総勢51名が参加した。
 1992年のヘンリ・エンズ前DPI世界評議会事務局長の来札で、芽生えた「いつかこの世界大会をさっぽろで。」という夢が、6年後に現実のものとなった。DPIは、国際障害者年である、1981年、世界の53ヶ国の障害者が、シンガポールに集い、「障害者の主体性による活動展開]、恩恵としての障害者施策ではなく「人権問題としての位置づけ」、また、「障害の種別を越えた取り組みの推進]を柱とし「すべての人々は、等しく価値ある存在であり、すべての人々が尊重される社会の実現」を目標として発足し、現在157ヶ国が参加し、国連経済社会委員会、世界保健機関及び国連教育科学文化機関の諮問機関として、活動する世界最大の障害当事者による非政府組織(NGO)である。
 世界会議は、4年に1度開催され、これまで、シンガポール、ナッソー(バハマ諸島)、バンクーバー(カナダ)、シドニー(オーストラリア)、メキシコシティー(メキシコ)で開催されてきた。
〜開催地としての札幌の現状〜
 2002年10月開催を目標に、私たちは、現在、札幌大会の準備を進めている。100ヶ国2,000名(車いす利用者1,000名)の会議参加者と、参加者の介護者や大会運営に携わるボランティアを含むと、札幌大会への参加者等は、3,000名を越えると想定される。この大会は、他のイベントと異なり、そのほとんどが障害者の参加となり、交通アクセス、移送、宿泊施設、介助等の受け入れ体制の確立が、とても大きな課題である。新千歳空港〜JR札幌駅〜大会会場〜宿泊施設の行程で、その現状を調査中であり、今後の取り組みの中で、改善を要する優先順位の設定や既存ホテルでの対応について、年内に方向性と対応策を決定する予定でいる。
 1998年のメキシコ大会では、発展途上国といわれる開催国で、20台のリフト付きバスの導入と1万ヵ所ともいわれる段差解消、施設改善が図られた実績は、DPI大会が開催地にバリアフリーを大きく推進するものであり、札幌、北海道及び全国においてもこうした「まちづくり」を推進することが期待される。しかし、その前提には、やはり多くの人々の理解と協力が欠かせないものであり、心のバリアの解消や障害者に対する正しい理解の促進こそが、私たちの取り組みが成功するための大きな力となるものである。
〜おわりに〜
 大会開催までに残された時間は、3年をきった。多くの課題があることは事実であるが、この課題をより多くの人々とのつながりのなかで解決していきたいと思っている。課題が多い分、成果も大きい。
 そして、この大会の成功は、イベントとしての運営なども重要であるが、同時に、札幌開催が、札幌にとって、北海道にとってどういう意味と意義があったのか?との後世の評価も意識していきたい。
 21世紀は、超高齢化社会の時代。それは、「共生理念」と「共生のまちづくり、社会づくり」が求められる時代でもある。その幕開けに、この大会は、開催される。



(3ページ)


2000年度
第7回交通権110番

 「あなたは気軽に外に出られますか?」をキャッチフレーズに、だれもが・いつでも・どこへでも自分で出歩けるまちをめざして、今年も北海道、札幌市の後援とNTT北海道支社の協力を得て、第7回交通権「110番」を3月25日(土)・26日(日)の2日間、札幌市身障センターに臨時電話特設会場を設けて実施しました。
 2日間の結果は、電話件数36件。障害別では、車椅子・肢体・内部障害・高齢者の方等合わせて、25件。中でも車椅子使用者が一番多く、地域別では、札幌市・千歳市他地域、合わせて25件で札幌市に住む人からの相談が多く、相談内容は、68項目にのぼりました。
 今年の傾向としては、地下鉄・JR・バスを始めとする公共交通機関・道路・公共的施設の相談が多かった事。中でも一番目立って多かったのは私達の利用度が高く、利用しやすいはずの「かでる2・7」と札幌駅南口「アピア」の相談が多く寄せられていました。
 また、自分が住んでいる地域を「もっと住みやすい環境にしたい」との思いが強く、具体的な場所を示しての相談も多く見られました。
 毎年、寄せられた相談を各関係機関に要望書として提出し、回答を求めてきたことが少しずつですが、改善につながり成果が出てきています。
 特に今年は、公共的施設「かでる2・7」を中心に、寄せられた相談を整理・検討し、現地点検も行い、改修・改善の要望を出して行きたいと考えています。
 ご協力ありがとうございました。

(深野)





札幌駅南口広場の点検

 工事中に、「市」「工事者」「交通権」の三者による点検を行なった経緯もあって工事終了に伴う点検を市側から要請を受けて、4月14日本会から8名参加して実施された。
 広場は、ドーム「アッピー」、9メートルのエゾ松(130年もの)一対、ミカゲ石の五対10基の列柱を配置し、完了していた。(14年完成をめざす大丸ビルから、タクシー乗り場までのびるシェルターの工事は残っているが)
 以下は、その時の参加者の感想や意見
・タクシー乗り場がフラットになったのはよい。
・東出入口に、1ヵ所でいいから自動ドアにしてほしい。
・案内板に触地図がついたのがよかった。
・タクシー乗り場と並んで、3ヵ所の障害者用タッチ(Access for handicapp only)が設けられた。もっぱら 障害者の乗降に利用する場所だが、画期的なこととして評価できる。
・広場南東の角周辺歩道は段差がなくなり、たいそうよくなった。南西角の部分は、すりつけ勾配がまだきつい。大丸ビル完成に合わせてなおす予定とのことだが、改修が急がれる。

(G)



(4ページ)


札幌市と市政懇談会を実施

 「交通権110番」で集約した「要望書」についての回答書は、既に本会へ提示されていたが、各セクション担当者と直接話し合う機会をつくりたいという本会の要請に応えるかたちで、5月16日、市役所会議室で14時30分から約2時間、行政懇談会が実施された。
 本会からは、会長、事務局長、事務局員8名、加えて盲導犬ジェーンと共に佐藤勝美氏(道盲導犬協会視覚障害者仲間会会長)佐藤美雄氏(町を歩きやすくする友の会代表)、市側からは、市交通局高速電車事業部業務課、同局自動車業務課、同局事業管理部財務課、市保健福祉局障害保健部障害福祉課(福祉のまちづくり、在宅福祉、団体相談の各担当)同局総務部総務課(保健福祉総括、福祉活動推進の各担当)市建設局道路維持部雪対策課。

 紙面の制約もあり、全て記載できないが、特色的なことは
▼地下鉄エレベーターは全駅設定の方向で検討しているが、残っているところは困難点が多い。平岸駅は今年度着工、大通駅は13年度に上にのばす工事をする。すすきの駅は駅舎を広げる工事と合わせて13年度から16年度までかけて工事をするとのこと。
▼地下鉄防護柵については、事故も相当数あり、必要と考え設置の方向で検討している。一度に全駅とはならないが、腰高がよいか密閉がよいのか、設置方式についても検討しているとのこと。
▼南北線札幌駅のJRへのアクセスについては、エレベーターの設置を今年度設計、来年度着工完成の予定。東豊線へのアクセスについてはまだ決まっていないとのこと。
▼障害者自身が運転する車へのガソリン代助成については、今迄検討したことがないが、担当課内部で検討してみることを約束した。

 その他、地下鉄階段の色づけと手すりの設置、地下鉄宮の沢駅の改善、ノンステップバスの本格的導入、バス停、生活道路の除排雪、歩道のロードヒーティング化、障害単身生活者への支援、低床電車の導入、福祉のまちづくり条例の施行状況など、多岐にわたって話し合わ
れた。
 私たちは「交通バリアフリー法」が成立したことを機に、「まちづくり」が画期的に前進するよう強く要請した。





総選挙に向けて公開質問状を提出!

 衆議院議員選挙北海道小選挙区の各候補、各政党に本会が公開質問状を送付しました。
 総選挙のさなか、各政党・候補者の公約が明らかになり、道民はその争点に大きな関心を寄せている。私たちは移動制約者の「交通権」について具体的政策を問う公開質問状を作成し、送付した。6月15日まで回答を求め、それを加盟団体・会員に公開する。





交通権110番
常設ファクシミリ

「いつでも、誰でも、どこへでも!!」
常に皆さんからの相談・情報の提供を受け付けています。
ファクシミリ番号
0123−33−1850




(5ページ)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 加盟団体の動き
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《ひまわり号札幌実行委員会2000年度年間計画》

 いつもご協力をいただき、本当にありがとうございます。今年も日帰り列車の旅など楽しい取り組みを通して、障害をお持ちの方とボランティアの方との交流を深めていきたいと思います。

 5月 7日(日)総会&お花見     101名の参加で終了
 6月17日(土)ボランティア講習会  [50名規模]
 9月 3日(日)ひまわり号in夕張   [280名規模]
10月14日(土)〜15日(日)
         温泉・紅葉見物ツアー [40名規模]
10月下旬    ひまわり号全道交流会
2001年
 2月10日頃  雪まつり交流会    [80名規模]





投 稿

私の提案
佐藤美雄(視覚障害)

▼自転車置場は白線を引くことにして、そこから出ているのは放置自転車と見なして取り除くことの出来る条例をつくってもらいたい。
▼踏切り事故に思うことだが遮断機の真ん中に信号を取り付けてはどうか、ずっと見やすくなる。そこに駅近くの踏切りではスピードをゆるめるようにしたらいい。
▼地下鉄のトイレの階段をなんとかなくする方法はないのか。





私の「まちあるき」で気付いたこと
辻 雅樹(車椅子)

▼初めて乗ったノンステップバスについてですが、2〜3日前に予約が必要とのこと、それでは急用に困ります。車椅子は2台しか乗れないのも困ります。乗り降りの時、座席セッティングの時、すべて運転手さんの負担になっています。時間もかかるし、なんとこならないものでしょうか。
▼「きたえーる」に行きました。点字ブロックは、地下鉄駅から玄関まではあるのですが、内部に不備なところがありました。(2F全域、1Fメインアリーナ外周廊下)
▼身障者用トイレの呼出しボタンが高い、手摺り、洗面台の間隔も狭いと思いました。



(6ページ)


事務局だより

1月23日 DPI・バリアフリー・デザイン協議会・交通権を考
      える連絡協議会三者合同札幌駅・新千歳空港ターミナ
      ル点検
2月21日 バリアフリー・デザイン協議会例会参加 後藤・宮下
2月27日 全障研バリアフリーセミナー参加 後藤・小谷・深野
      木下・宮下・藤井
3月 1日 交通権を考える連絡協議会事務局会議 かでる2・7
                        18:30〜
      バリアフリー・デザイン協議会例会報告・札幌市要望
      書について・交通権110番
3月 6日 札幌駅南西コンコース開発青写真説明(JR北海道本
      社)
3月15日 交通権を考える連絡協議会事務局会議 かでる2・7
                        18:30〜
      交通権110番記者会見・札幌駅南西コンコース開発
                の青写真説明報告
3月24日 道政記者会見(道政記者クラブ) 後藤
3月31日 有珠山噴火緊急対策要請書退出
4月 4日 交通権を考える連絡協議会事務局会議 かでる2・7
                        18:30〜
      学習会内容検討・総会資料作成・事業計画など
4月 5日 有珠山噴火緊急対策要請にともなう道庁訪問要請
      後藤・宮下
4月14日 札幌駅南口広場点検
4月18日 交通権を考える連絡協議会事務局会議 かでる2・7
                        18:30〜
      南口広場開発後の点検報告など
4月23日 交通権を考える連絡協議会総会及び学習会 
                        かでる2・7
4月25日 バリアフリー・デザイン協議会例会  後藤
5月10日 札幌市懇談会の参加者確認・会報記事内容検討など
5月23日 バリアフリー・デザイン協議会ワークショップ
      後藤・宮下
6月 1日 交通権を考える連絡協議会事務局会議 かでる2・7
                        18:00〜
      会報、DPI活動の今後の取り組み、各報告など





編集後記

 2000年を迎えて早くも5ヶ月が過ぎました。交通権を考える連絡協議会も総会を終えて新年度の活動が始まりました。昨年度は事務局の者が相次いで入院し人手不足のため会報が2回しか発行できませんでした。会員の皆様に交通権を考える連絡協議会の活動をこまめに報告できなかったことをお詫び申し上げます。今年はいまのところ全員そろっていますので事業計画通り4回発行できると思います。
 先日、近所の啓明バスターミナルの前を通ったところノンステップバスがとまっていまいした。円山公園行きで四月から導入されたそうで、バスターミナルの近くに住んでいながら車いすのためバスを利用できなかったので近いうちにバスに乗って円山公園まで行ってこようと思います。あとは地下鉄円山公園駅にエレベーターが設置されるといいのですが。
                                 (S)



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