(1998年10月26日)
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恵庭市の歩道点検を実施して
障害者カレジャスアクショングループ
間平 明
去る9月20日障害者カレジャスアクショングループは、交通権連絡協議会
と合同して、恵庭市の主要地点の歩道点検を実施した。
参加者18名が3班に別れて、市役所周辺、旧国道、恵み野駅周辺を点検。
その結果
1.歩道の段差―――段差はとられているが年数の経過した処は凍上などにより破損し、危険箇所が多い。
2.歩道の路面状態―――全体的に凍上などでデコボコ、歩きづらい。
3.歩道の障害物―――歩道上に駐車している車が多い。
4.歩道傾斜の状態―――全体に傾斜がきつく車椅子の場合は、歩きづらい。
5.点字ブロックの状態―――破損が目立つ、又ブロック上に椅子があった
り障害物、自転車などが放置されている。
6.歩道の広さ―――古い歩道はとても狭い。
7.恵み野駅の段差など―――スロープはなく、駅舎前は段差あり、駅の呼
び出しボタンなど
8.地下道の傾斜など―――斜度がきつく、長いので介添なしでは車椅子で
の通行はかなり困難。
以上であるが、普段なに気なしに歩いている道も障害者の視点でよく見れば、これらの外にまだまだ改善されなければならない点が多く見受けられた。
この点検結果をふまえ行政に対して直ちに改善するよう要求し、障害者、高齢者が自由に安心して街に出られるよう活動して行かなければならない。
点検終了後、参加者が宮下事務局長宅の庭で懇談し、交流を深めた事を附記する。
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エスパ福住店 点検報告
点検者:小谷、深野、中川(一般会員)
点検日:8月22日(土)
*駐車場は1階に障害者用スペース3台分あるが荷物が置いてあり、車は置けない状 況。2階から六階までは1台分スペースがある。
障害者スペースに円錐形のポール(パイロン)が2つ置かれていて、どけないと車が入れない状態であったが、障害者本人が運転していた場合どけることができないのでパイロンを置かずにエスパ福住店の方が一般車が止めないように様子を見てくれるとのことでした。
*エレベーターは立体駐車場側と国道側に2基ある。駐車場は6階建てで売り場は五階建てになっているために3階の売り場に行くのに、9段の階段がある。国道側エレベーターからは段差なしで行けるので、駐車場からは一度他の階に行き、国道側エレベーターに乗り換えて行くと車いすでも3階売り場に行ける。それらの説明表示は無し。
*駐車場側階段には手すりと点字ブロックがあるが国道側の階段には手すりのみであった。
*エスパ福住店と地下鉄福住駅とは直結しているがエレベーターはないので車いす等は利用できない
*点検後エスパの方と会うことができ、1階駐車場の荷物のこと、3階売り場に行くための説明表示のこと、点字ブロックのことを話したところ点字ブロック以外は早急に改善して下さるとのことでした。
6階駐車場のスペースについて近所の車いすの方からの要望で9月か10月ごろスペースを広げる工事をするとのことでした。
そのほかは段差もなく、障害者用トイレもあり、表示盤も大きくて見やすく、各階の時計の下には係りの者を呼ぶための呼び出しボタンも設置されており、障害者や高齢者など利用しやすいと思いました。
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’98ひまわり号in日高門別を
走り終えて
事務局次長 榛葉 章
たくさんの皆さんに支えられて、今年もひまわり号を走らせることができました。ありがとうございました。
今年は“サラブレッドの里”日高門別で、二七七名の参加者が、緑の中、自然を満喫しながら乳しぼりなどの体験をしました。
ところで、今年も数多くの高校生たちが参加してくれました。ひまわり号への参加は大変良いきっかけになっているようです。
参加した高校生たちの感想の一部ですが、紹介したいと思います。
・最初はとても緊張したけれど、すごく楽しめた。車いすトイレがないなど障害をもつ人たちがどれだけ大変なのかわかったような気がした。
・車いすを動かすのも初めてでしたが、色々な人と出会え、仲間が作れてよかった。たくさんのすばらしい人達とのふれあいをこれからも大切にしたい。
・初参加でとまどったりしたけれど、少しでも役に立ててうれしかった。
・車いすは思った以上に重くて、動きにくいものでした。
・将来について悩んでいるが、福祉の道に進むのも悪くないなーって思い始めている。・親には4,500円払ってボランティアに行くなんてと言われたが、それだけ内容があると感じました。
などです。今時の高校生は、、、、。とよく耳にしますが、どうしてどうして、すばらしい可能性を持っています。高校生もまた、ひまわり号の中では、なくてはならない存在の一つになっていると感じました。
札幌市長に要望書を提出
==交通権110番に寄せられた改善要求==
2月末に行った「第5回交通権110番」に寄せられた多岐にわたる改善要求や苦情について、事務局としては、実際に現地を点検したり、緊急を要する項目については適時的に要請を行ったりしてきました。そのことについては会報でお知らせしてある通りですが、やっと全項目の整理もでき、8月27日、会長、事務局長が市役所に出向き、桂市長に要望書を提出し、文書での回答を求めました。
内容は、札幌市関係では、地下鉄、公共施設、歩道、福祉思索など13項目、JR関係では、エレベーターや案内表示など3項目、デパート関係では、駐車場など4項目、バス関係では停留所、放送など5項目、地下街関係では6項目、その他、除雪やトイレなど5項目に及びました。
要望書は「市民の声」係員と二度の内容整理を行い提出されましたが、担当部局から回答が届いたら、会報でお知らせします。一日も早く、要望が実現するよう、機会あるごとにみんなで声を出してゆきましょう。(G)
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「第1回障害者 歩道点検」
―――人にやさしい歩道を・・・・―――
と き 平成10年11月15日(日)
集合時間/午前9時
ところ 札幌市社会福祉総合センター
札幌市中央区大通西19丁目 TEL011-614-3345
*悪天候の場合は集合した者で地下鉄、地下街などの点検にします
点検後、交流会を行います 参加費 1,000円
参加できる方は電話かFAXで事務局 宮下まで
電 話 0123-33-1840
FAX 0123-33-1850
申し込締切り 11月10日(火) |
事務局だより
7月22日 交通権事務局会議 かでる2・7 18時30分〜
8月18日 交通権事務局会議 かでる2・7 18時30分〜
8月30日 エスパ福住店点検
8月27日 札幌市要望書提出
9月 8日 交通権事務局会議 かでる2・7 18時30分〜
エスパ福住点検・札幌市要望書報告、会報内容、地下街点検など
9月20日 カレヂャス・交通権合同歩道点検(恵庭)
9月24日 交通権事務局会議 かでる2・7 18時30分〜
札幌歩道点検内容検討、会報など
9月28日 札幌市へ札幌駅南口開発・歩道総点検の状況を聞きに行く
10月7日 札幌歩道点検の具体化、会報の原稿確認
『編集後記』
すっかりストーブの暖かさがここちよい季節になってしまいました。
今年はいつ頃雪が降ってくるのだろうと、ちょっと恐怖を感じている私です。車いすに乗っている私にとっては雪や悪路は大敵です。今年、交通権では「交通権一一〇番」で寄せられた箇所の点検をこまめに行っているのですが行く度に出会うのがタイル様に張り付けた床や歩道です。芸術の森でもJR札幌駅でもいつも事務局で会議をしているかでる2・7でも。見た目は綺麗ですが車いすの車輪からガタガタと振動が全身に伝わり足は足台から落ちるし筋肉は緊張するしといいことありません。視覚障害の人は点字ブロックとの識別ができるのだろうか、ベビーカーに乗っている赤ちゃんの気分はどうだろうと考えてしまいます。タイル様でも凹凸をつけずに平坦であれば、問題がないのだからそのぐらいのことはそんなに難しくないのではとおもえるのですが。(S)
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