昨年10月提出
「要望書」への北海道からの回答書
地福第1371号
平成12年1月17日
交通権を考える連絡協議会
会 長 後 藤 昌 男 様
北海道保健福祉部長
毛 利 義 臣
要望書に対する回答について
日ごろから、北海道行政に対し貴重な御意見を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、平成11年10月28日にいただきました要望書について、別添えのとおり回答します。
北海道としては、いただきました御要望にそって関係機関等にも要請しますとともに、今後とも、障害をもつ方々などが住み慣れた地域で安心して暮らすことができる社会を築き上げていくよう努めてまいりたいと考えておりますので、引き続き御協力を賜りますようお願いします。 福祉環境係
内線 25−625
担当:金山
交通権を考える連絡協議会からの要望項目に係る関係部課整理票(総括表)
| 番 号 | 要 望 項 目 | 所 管 部 課 |
タクシー関係 | 1 | タクシー運転手の障害者への配慮 | 地域福祉課 |
2 | 〃 | 〃 |
3 | 重度障害者タクシー料金補助事業 | 障害者保健福祉課 |
4 | 障害者専用交通システム | 障害者保健福祉課(地域福祉課) |
JR関係 | 1 | JR駅のエレベーター設置 | 総合企画部(交通企画課) |
2 | 〃 | 〃 |
3 | JRにおける車いす利用者への対応 | 〃 |
4 | 〃 | 〃 |
5 | JR運賃における障害者割引 | 障害者保健福祉課 |
バス関係 | 1 | バス停の除排雪 | 建設部(道路整備課) |
2 | バス運転手の障害者への配慮 | 地域福祉課 |
3 | ノンステップバスの導入 | 総合企画部(交通企画課) |
道路関係 | 1 | 音声誘導装置の設置 | 警察本部(交通管制課) |
2 | 歩道の勾配 | 建設部(道路計画課) |
3 | 歩道の除排雪 | 〃 |
4 | 〃 | 〃 |
5 | 横断歩道の信号の間隔 | 警察本部(交通管制課) |
6 | 横断歩道の冬季対策 | 建設部(道路整備課) |
7 | 〃 | 〃 |
建物関係 | 1 | 障害者専用駐車場の管理 | 地域福祉課 |
その他 | 1 | 障害者のためのボランティア確保 | 障害者保健福祉課 |
2 | 単身障害者に対する行政の対応 | 〃 |
3 | 横断歩道における落下物の対策 | 地域福祉課 |
4 | 各種案内表示 | 〃 |
5 | 音響式信号機の設置 | 警察本部(交通管制課) |
6 | 道路設計時における障害者の意見聴取 | 建設部(道路整備課・都市環境課) |
「交通権を考える連絡協議会」からの要望に対する回答書
部課名 保健福祉部地域福祉課
(要望項目)
【タクシー関係 1】
車いすの人がタクシーに乗るのは大変なことです。運転手さんのあたたかい対応を切望します。このことを、運転手さんへ広くお伝え願いたい。
【タクシー関係 2】
タクシー乗降時、歩道とのすき間、段差が大変です。運転手さんの配慮を切望します。このことを、運転手さんへ広くお伝え願いたい。
【バス関係 2】
乗降の際、バスが縁石から離れているときは大変な思いをするので、運転手さんへ指導徹底を働きかけていただきたい。
(回答要旨)
多くの人が利用する建物や道路、公園などの公共的施設や、鉄道、バスなどの交通機関について、障害者のある人やお年寄りをはじめ誰もが利用しやすいものとするための取り組みを一層進めるため、「北海道福祉のまちづくり条例」を制定し、平成10年4月から施行しております。
この福祉のまちづくり条例を実効性のあるものとするためには、市町村、民間事業者及び道民の方々の理解と協力が大切であることから、施策の総合的な推進を図るための手だてたなる「まちづくり指針」を策定するほか、優などを実施するとともに、れた取り組みを表彰する「福祉のまちづくりコンクール」交通、建築、経済、労働、金融、保健福祉などの各界の関係者で構成する「北海道福祉のまちづくり推進連絡協議会」において、普及啓発や情報交換を行ってきているところです。
要望の趣旨については、「北海道福祉のまちづくり推進連絡協議会」などの場を通じて関係機関へ要請してまいりたいと考えております。
部課名 保健福祉部障害者保健福祉課
(要望項目)
【タクシー関係 3】
冬、極端に交通手段が少なくなる障害者に対し、道が実施している「重度障害者タクシー料金補助事業費」の増額をしていただきたい。
(回答要旨)
道としては、わがまち福祉振興事業のなかで、「重度障害者タクシー料金補助事業費」として市町村への補助を行っており、平成9年度には、補助対象者を身体障害者手帳の1,2級該当者全てに拡大し、重度障害者の方々の交通手段の確保を図ってきています。
今後とも、障害者の方々や市町村のご意見をお伺いしながら、事業を実施してまいりたいと考えております。
【重度障害者タクシー料金補助事業】
○対象者
身体障害者福祉法第15条第4項の規定により、身体障害者手帳の交付を受け、その障害の程度が1級または2級である障害者(児)
○助成方法
タクシー料金助成の具体的方法(チケット交付、現金給付等)及び一人当たりの助成額等については、実施主体(市町村)で決定する。
○補助基準額
1市町村当たり、1,050千円
(備考)
平成8年度までの交付対象者
1級又は2級である下肢障害者、体幹機能障害者、乳幼児期以前の非進行性の病気による運動機能障害者のうち移動機能障害者並びにその障害程度が1級であるじん臓若しくは呼吸器又はぼうこう若しくは直腸若しくは小腸の機能の障害者
(要望項目)
【タクシー関係 4】
住宅と施設などをつなぐ障害者専用交通システムを各市町村で実施できるように補助金の増額をし、実効性のある施策を講じて頂きたい。
(回答要旨)
障害者などの移動手段の確保につきましては、市町村に対し、福祉バス、乗降リフト整備事業及び在宅福祉サービス車の購入費を助成し、障害者の移動手段の確保に努めており、平成10年度は併せて31台に対して補助しております。 今後とも、事業の推進に努めてまいります。
部課名 総合企画部交通企画室交通企画課
(要望項目)
【JR関係 1】
道内JR全ての駅にエレベーターを設置するよう、JRに働きかけて頂きたい。
(回答要旨)
JR北海道では、鉄道駅におけるエレベータ等の整備については、国の指針に基づき実施してきているところであり、引き続き計画的に実施していきたいとしている。
道としましては、高齢者・障害者等の方々を初めとする利用者の利便向上を図る観点から、鉄道駅におけるバリアフリー化が図られますよう、JR北海道などと相談してきた経緯があります。
この問題は、原則としてJR北海道の経営判断に係る問題でありますが、利用者利便の向上の観点から、鉄道駅におけるバリアフリー化が一層図られますよう、引き続き関係者等に対し働きかけるとともに、「北海道福祉のまちづくり条例」に基づき創設した融資制度などにより支援してまいりたいと考えております。
(備考)
○交通施設バリアフリー化設備整備費補助金対象事業(H10〜H11)
・小樽駅 エスカレーター 4基
スロープ 1ヵ所
・石狩当別駅 エレベーター 2基
・旭川駅 エスカレーター 4基
・釧路駅 エスカレーター 4基
(要望項目)
【JR関係 2】
札幌駅内エレベーターをパセオ東側にも設置されるようJRに働きかけて頂きたい。
(回答要旨)
道としましては、高齢者・障害者等の方々を初めとする利用者の利便向上を図る観点から、鉄道駅におけるバリアフリー化が図られますよう、JR北海道などと相談してきた経緯があります。
駅構内のエレベーター増設については、原則としてJR北海道の経営判断に係る問題でありますが、道としては、利用者利便の向上の観点から、鉄道駅におけるバリフリー化が一層図られるよう、JR北海道と相談してまいりたい。
(要望項目)
【JR関係 3】
車いす利用者の乗車降車の把握と体制を確実にするようJRに働きかけて頂きたい。
(回答要旨)
JR北海道では、
@ 車いす利用者の方々が列車を利用する場合は、事前に駅に連絡していただくようお願いしており、利用日時、利用列車等を把握するとともに、乗降駅に連絡を行い、乗車や降車のお手伝いをできる範囲の中で協力することとしております。
A 車いす利用者の方が、列車に乗車する際は駅員が駅舎から列車内まで車いす用スロープ等を用いて誘導案内を行っておりますが、これらの対応手順については内部マニュアル等でも周知を図り体制を整えている。
B 車いす利用者の乗降のお手伝いに関して、無人駅では困難であること、また、有人駅であっても営業時間や要員の関係で介助が困難な時間があるなど、利用者の希望に添いかねる場合があることをご理解頂くとともに、この場合には付き添い者による介助をお願いしている。
こととしている。
道としては、高齢者・障害者等の方々の鉄道利用実態の把握や受け入れ体制の充実については、事業者を指導する立場にないが、利用者利便の向上の観点から、鉄道駅におけるバリアフリー化や移動制約者の受け入れ体制の充実が一層図られますよう、JR北海道と相談してまいりたい。
(要望項目)
【JR関係 4】
エレベーター未設置駅での、エスカレーターで車いす利用者を駅員が昇降介助する場合、十分な訓練を徹底してから行うように働きかけて頂きたい。
(回答要旨)
JR北海道では、
@ 各駅には、内部マニュアル等において、車いすを取り扱う際の基本的な具体的手法について周知を図っており、エスカレーターでの移動の際の車いす介助についても周知している。
A 階段やエスカレーター等で上下移動する際は、危険が伴うことから、車いす利用者と打ち合わせを行いながら最善の方法で介助を行っている。
としている。
道としては、高齢者・障害者等の方々の鉄道利用実態の把握や受け入れ体制の充実については、事業者を指導する立場にないが、利用者利便の向上の観点から、鉄道駅におけるバリアフリー化や移動制約者の受け入れ体制の充実が一層図られますよう、JR北海道と相談してまいりたい。
部課名 保健福祉部障害者保健福祉課
(要望項目)
【JR関係 5】
101q以上を乗車するときは介助者がいなくても半額になるが、100q未満については介助者がつかないと割引にならないので、100q未満で介助者がいなくても割引になるように働きかけていただきたい。
(回答要旨)
JR運賃の割引制度は、身体障害者旅客運賃割引規則において適用範囲、取扱区間、割引乗車券の種類、割引率等を定めております。
JRの単独乗車券等に対する割引制度の適用条件を緩和するよう、制度の改善については、全国主要都市都道府県民生部長会議等を通じ、都府県や政令指定都市とともに、国に対して要望してきており、今後とも引き続き要望してまいりたいと考えております。
部課名 建設部道路整備課
(要望項目)
【バス関係 1】
冬期間におけるバス停の除排雪を特にていねいにして頂きたい。
(回答要旨)
バス路線につきましては、交通量にかかわらず除雪を行い、バスの運行に配慮しており、停車箇所の歩道については、市街地では小型除雪車で、郊外地においては車道除雪に合わせて除雪を行っております。
今後とも、バス停箇所の歩道の除排雪に努めてまいります。
(備考)
札幌市内の道道は、札幌市で維持管理を行ってます。
部課名 総合企画部交通企画室交通企画課
(要望項目)
【バス関係 3】
バス会社に対してノンステップバスを導入するよう積極的に働きかけて頂きたい。
(回答要旨)
国・道・市町村の協調補助事業である「バス利用促進等総合対策事業補助金」を活用し、乗降口に段差が無く乗り降りが容易な超低床ノンステップバス等の導入を促進している。
引き続き、国・市町村と協議しながら、超低床ノンステップバス等の導入補助を行えるよう、必要な予算の確保を図るとともに、バス事業者に対し導入を働きかけてまいりたい。
(備考)
○ 超低床ノンステップバス補助実績
・平成 9年度 10両(旭川電気軌道 10)
・平成10年度 13両(旭川電気軌道 10、北海道中央バス 2 札幌市営 1)
・平成11年度 3両予定(札幌市営 2、苫小牧市営 1)
部課名 警察本部交通部交通管制課
(要望項目)
【道路関係 1】
国道5号線沿い(小樽市)、「日専連ビル」前の横断歩道に音声による誘導装置を設置していただきたい。
(回答要旨)
視覚障害者用音響付加装置につきましては、視覚障害者の横断利用が多い場所を重点に、必要な場所に順次整備しているところであります。
要望場所につきましては、視覚障害者の利用実態等を調査し、設置について検討してまいりたいと考えております。
(備考)
要望場所は、押しボタン式信号機である。
部課名 建設部道路計画課
(要望項目)
【道路関係 2】
(小樽市)舟見橋上の歩道を広げて、勾配をゆるくして車いすでも通れるようにしていただきたい。
(回答要旨)
舟見橋は小樽市が管理する市道にあるJR跨線橋で、歩道幅員も狭く、勾配も急であると聞いております。
要望のあったことを小樽市に伝えてまいりたい。
(要望項目)
【道路関係 3】
冬期間の歩道及び歩道と車道の境目の除排雪を徹底してほしい。
(回答要旨)
市街地の車道と歩道の境目は、冬期間は雪を置雪する堆雪スペースとして利用することとしており、一定の以上の置雪高になった場合、交通安全と堆雪スペース確保の観点から排雪しています。
郊外地においては、車道は歩道の縁石部分まで除雪を行い、合わせて歩道の除雪も行うこととしております。
今後とも、限られた予算のなかで効率的な除排雪に努めてまいります。
(備考)
札幌市内の道道は、札幌市で維持管理を行ってます。
(要望項目)
【道路関係 4】
公共的施設やデパート、レストラン等、利用度の高い場所周辺の除排雪を重点的に行って頂きたい。
(回答要旨)
利用度の高い施設に面した歩道については、今後とも施設の利用状況を勘案しつつ除排雪に努めてまいります。
部課名 警察本部交通部交通管制課
(要望項目)
【道路関係 5】
地下鉄宮の沢駅1番出口を出て札幌新道をわたる横の横断歩道の信号が変わるのが早いので車いすの人、高齢者がゆっくり渡れるように間隔を長くして頂きたい。
(回答要旨)
横断秒数の配分は、道路状況に応じて横断秒数を決定しております。
要望場所は、広幅員であることから一度で横断することはできません。
横断秒数は弱者に配慮して設定しておりますので、分離帯で一度横断待ちをし、再度、横断をお願いします。
これ以上新道の横断秒数は長くできませんので御理解をお願いします。
部課名 建設部道路整備課
(要望項目)
【道路関係 6】
冬期間、横断歩道が滑りやすいので、何らかの対策をして頂きたい。
(回答要旨)
横断歩道箇所につきましては、ゴムマット舗装などの特殊舗装により滑り対策を行ってきているところですが、今後とも必要性を勘案しつつ整備に努めてまいります。
(要望項目)
【道路関係 7】
ロードヒーティングされている歩道の横断歩道に氷の段差が出来ていることがあるので、適切な管理をして頂きたい。
(回答要旨)
氷の段差につきましては、ヒーティング実施部分との境界に発生しやすいと考えておりますが、特に横断歩道との境界につきましては歩行者の通行上、安全確保が重要な部分と認識しておりますので、除排雪にあわせて段差解消に努めてまいります。
部課名 保健福祉部地域福祉課
(要望項目)
【建物関係 1】
障害者専用駐車場に一般の車両が駐車していて、せっかくの場所が利用できないので、適切な管理をしていただきたい。また、一般の方へ理解を深めてもらうための啓蒙をして頂きたい。
(具体的には千歳空港駐車場、マックスバリュー小樽手宮店、小樽駅前)
(回答要旨)
障害者用専用駐車場の使用については、駐車場を利用する方々の障害者に対する十分な理解が必要であると考えられます。
このため、道としては、地域の方々が障害者に対する理解を深めていくよう、今後とも、普及・啓発を行っていきたいと考えております。
障害者専用駐車場の整備につきましては、北海道福祉のまちづくり条例の基準に沿って整備されるよう、北海道福祉のまちづくり推進連絡協議会の場などを通じて普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
なお、要請があった具体的箇所については、施設設置者に対し、貴団体から の要請内容について、伝えてまいりたいと考えております。
(要望項目)
【その他 1】
単身生活する障害者のための無償ボランティアを紹介していただきたい。
(回答要旨)
ボランティアに関する情報提供・相談等については、北海道社会福祉協議会ボランティアセンターや、市町村社会福祉協議会に設置している市町村ボランティアセンターを活用願います。
なお、道では、ボランティア活動への基盤整備や養成研修、広報、啓発などボランティア活動の推進を図る事業に対して、北海道社会福祉協議会や北海道ボランティア振興協会などに助成等を行っております。
今後とも、これら団体の活動を通じて市町村におけるボランティア活動の振興を図ってまいります。
(要望項目)
【その他 2】
単身生活する障害者が転居・立ち退きを迫られた場合、自分ではどうすることも出来ないので、行政のお世話活動をしていただきたい。
(回答要旨)
道では、障害者の地域生活や社会復帰を促進するため、相談・支援体制の充実を図っております。
そのため、障害者のニーズに応じて適切なサービスを提供するため、市町村における総合相談窓口の設置の促進や、障害者に対する総合的な相談・生活支援・情報提供・ピアカウンセリング等を行う市町村障害者生活支援事業の実施市町村の拡大などに努めており、今後も、障害者の方々の相談支援体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
なお、家主(賃貸人)が借主(賃借人)に転居を求める場合(建物賃貸借契約の更新を拒絶する等の場合)には、借地借家法上、「正当な事由」が必要となります。
また、不動産取引の際のトラブルに関しては、「宅地建物相談所(道庁建設部建築指導課)」で相談を受け付けています。
(備考)
○ 総合リハビリテーションシステム推進事業費(平成3年度開始)
障害者などが地域において自立した生活を営むために、必要なサービス
を提供できるような援助体制を、市町村を中心に構築する。
・総合相談窓口設置促進事業
・総合相談窓口推進事業補助金
○ 市町村障害者生活支援事業補助金(平成10年度開始)〔北海道障害者
プラン0→5か所に拡充〕
・補助先 旭川市及び函館市(平成11年度現在)
・事業内容 福祉サービスの利用援助、ピアカウセリングの実施、専門
機関の紹介など
部課名 保健福祉部地域福祉課
(要望項目)
【その他 3】
歩道橋・ガード下で生活する人に対して、落下物による危険がある場合、行政側で調査し、ネットを張るなどの対応をして頂きたい。
(具体的な場所は環状線Y差路のガード下)
(札幌市豊平区中の島2条4丁目7−25 村中理容店)
(回答要旨)
要望の箇所については、札幌市が維持管理する「道道札幌環状線」の歩道橋ですので、貴団体から要望内容について札幌市へ伝えてまいりたいと考えております。
(要望項目)
【その他 4】
各種案内表示は、やさしく、わかりやすいものにするようにつとめて頂きたい。
(回答要旨)
公共的施設の案内表示の構造と内容については、北海道福祉のまちづくり条例施行規則のなかで規定しております。
また、条例の基準を図表等を用いて解説している「施設整備マニュアル」において、案内表示の参考例を詳しく解説しており、このマニュアルについては、市町村や関係団体へ広くは畏怖し、建築関係業界において設計などに活用していただいているところです。
今後とも、北海道福祉のまちづくり推進連絡協議会の場などを通じて、条例基準の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
部課名 警察本部交通部交通管制課
(要望項目)
【その他 5】
音響式信号機の設置を積極的に進めるよう関係機関に働きかけて頂きたい。
(回答要旨)
視覚障害者用音響付加装置につきましては、北海道視覚障害者福祉協議会、各市町村等関係機関団体と連携をとって、視覚障害者の横断が多い場所を重点として整備を進めております。
その結果、平成11年度末で道内に486箇所整備され、また今後も継続して整備してまいりたいと考えております。
部課名 建設部道路計画課、都市環境課
(要望項目)
【その他 6】
道路をつくるときは設計の段階から障害者の意見をよく聞き、モニターなどから意見を聞く際は障害者の代表も入るようにして頂きたい。
(回答要旨)
道路の設計に当たっては、住民説明会などを開催し地元市町村や地域住民からの貴重なご意見を十分反映し整備を行っております。また、モニターなどを活用する際は、障害者の意見も聞けるよう配慮してまいりたいと考えております。
今後とも北海道福祉のまちづくり条例の趣旨に基づき、障害のある人や高齢者にやさしいまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
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