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平成14年「交通権110番」に寄せられた要望・苦情などをまとめて提出した「要望書」に対する、札幌市からの回答書です。



【道 路】【JR】【バス】【地下鉄】 【タクシー】【路面電車】
【フェリー】【公共的施設】【交通システム】【市営住宅】【その他】

札市声第525号
平成14年11月22日

交通権を考える連絡協議会
 会 長  後 藤 昌 男  様

札幌市総務局 沢 正 明
広報部長 深谷  仁

 初冬の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、貴会から市長あてにご要望のありました事項につきまして、関係部からの回答を取りまとめましたので、私から次のとおりご回答申し上げます。





@北光線(東区東7・8丁目通り)のアンダーパスが歩ける人以外、通り抜けできない。

 ご指摘のアンダーパスを車いすやベビーカーの方が容易に通行できるようにするためには、階段部分のスロープ化やエレベーターの設置等が考えられます。ただ、現状の副道を確保したままでは、JRとの位置関係でスロープ化は不可能であり、またエレベーターの設置には多額の費用を要するなど、早急の改修は困難と考えています。
 しかしながら、当該アンダーパスを取り巻く周辺地区では、現在まちづくりに関する取り組みが住民参加のもと進められており、このなかで周辺道路のあり方や、JRを横断する場合の歩行者動線の検討を行うことになっています。
 このため、今後このまちづくりの構想を踏まえて、ご要望の件については引き続き検討していきたいと考えています。

(建設局土木部業務課)

A都心部は良くなったが、家からバス停・地下鉄までが困難で結局外出できない。生活道路を重視した除雪をしてほしい。

 本市では、平成12年度に「雪対策基本計画」を策定し、道路種別ごとに基準を定め除排雪事業を行っています。
 生活道路につきましても、この基準により効率的な除お説の推進に努め、冬期歩行空間の確保を図っていきたいと考えています。

(建設局雪対策室計画課)

B春の雪解け時には、アスファルトやブロックが盛り上がって勾配がひどいところがたくさんある。雪解け時に巡回点検し、夏に基盤を改修することにも力を入れてほしい。

 日常の維持管理の中で、道路巡回は定期的に行い、歩行者及び車両通行において、交通の安全と円滑を図るため、道路の管理保全を図っています。一年を通して道路の傷みが多い融雪期については、道路巡回の強化を図り、必要に応じたパトロールを行い、危険な箇所の補修及び改修を行っています。

(建設局管理部総務課)

Cノンステップバスが運行されるようになって、冬期間のバス停の除雪がますます大切になっています。バス停の除排雪を重視してほしい。

 交通局では、停留所の除雪の大部分を除雪業者に委託し、各営業所において職員によるバス路線の巡回や利用者からの連絡をもとに除雪の指示をしておりますが、今後ともよりこまやかな対応を心がけて、ご不便をおかけしないよう努力いたします。

(交通局自動車部業務課)

D歩道のロードヒーティングが部分的になされている場合、その周辺の段差が非常に危険な場所になっていることを市民に周知願いたい。

 歩道のロードヒーティングが部分的になされている場合、その周辺に段差が生じているかどうかを、市民に周知することは困難ですが、そのような場所については、パトロール実施時に、必要に応じ段差を解消するなど、引き続き歩行空間の確保に努めていきたいと考えています。

(建設局雪対策室計画課)



@JR札幌駅に、車いす用トイレを増やしてほしい。利用者数からしても1箇所ではあまりにすも少なすぎる。
AJR新札幌駅に、車いす用トイレを作ってほしい。段差を無くし、車いすでもホームまで行けるようにしてほしい。
B全車両を車いすのサイズを考慮した車両にしてほしい。
C森林公園駅にエレベーターを設置してほしい。


 本件につきましては、JR広報課に要望書の写しを参考送付しています。



@ノンステップバス(タラップから出てこないタイプ)の導入について、バス停の構造や、バスレーンの状況、あるいは運転手の技術的なことで隙間ができ、結局車いすの人にとっては、手を借りなければ乗り降りできない。これを何とか解決してほしい。

 停留所付近の違法駐車などのため、停留所に沿って停車することが出来ない状況も多くありますが、関係機関への要請を含めて可能な限り改善を図っていきます。

A発着の際、行き先を知らせるテープの音量を上げてほしい。さらに、運転手からの案内もしてほしい。また、発車寸前に放送されても、急いで乗車できない人もいることも配慮してほしい。

 行き先を知らせるテープによる案内放送は、ドアを開けた時に一度目は大きな音量で放送され、二度目から音量を下げてドアを閉めるまで繰り返し案内します。
 運転手からの案内については、ワンマン運行のため、降車客や安全の確認などの業務を行わねばなりませんので、可能な限り案内するよう指導します。
 また、乗車の際もいろいろな状況にあわせて、お客様への配慮を心がけるよう指導します。

Bノンステップバスの市内巡回を充実してほしい。また、今後の増発計画を聞かせてほしい。

 市営バスではノンステップバスを9両保有していますが、主に公共施設及び福祉施設がある路線を運行しています。
 また、市営バス事業は平成16年3月31日をもって廃止となりますので、今後の増車及び増発計画はありません。
 なお、ノンステップバスは各路線を引き継ぐ民営バスに譲渡することになっています。

Cバス車内に全停留所名を掲示してほしい。最近は次の停留所名は電光掲示されていますが、聴覚障害者にとって、何個先の停留所で降りたらよいのか分からず不安です。

 バス車内及び停留所バスターミナルには、所管する営業所ごとに停留所名を記載した運行系統図をだしています。
 なお、バス車内での停留所名の電光表示につきましては、表示スペースが小さいため、次の停留所のみの表示となっていますのでご理解下さい。

Dバス停にイスを設置してほしい。

 交通局では、これまでバス待合所を設置する際は、極力ベンチも併設するよう努めてきましたが、一般のバス停への設置については、通行帯の確保や管理上の問題があり、設置は困難と考えています。

(以上@からDまで交通局自動車部業務課)




@大谷地駅について、バスターミナル内の整備にくらべ、外・出入口周辺の歩道が悪い。勾配を改修し、誘導ブロックを設置してほしい。

 バスターミナル周辺道路の歩道勾配、誘導ブロックにつきましては、地形的な問題やターミナルの出入口部及び自転車道路に架かる橋梁などの関連性がありますので、現地にて具体的な箇所をお示しいただいたうえで、調査を行い改修の検討をしたいと考えています。

・バス出入口に音声案内、駅入口にチャイムをつけてほしい。
・バス出口前の横断歩道に音声信号が必要。


 バス入口については、バストその他車両が走行する一般道ですので、ターミナル内に入車するバスの区別がつきません。したがって音声案内の設置は不可能です。
 バス事業者あてに入車時の走行速度、周辺歩行者に配慮するよう指導します
 また、出口についてはターミナル施設内及び信号等に設置する音声案内が、既存の構築物に改修可能かどうかを検討します。

・バスターミナルから直接、地下鉄駅に行けるエレベーターを設置してほしい。

 建物の位置・構造から直接地下鉄に接続することは不可能ですので、現在あるエレベーターの利用をお願いします。

(建設局管理部総務課)


A地下鉄新札幌駅に、JR新札幌駅まで車いすの人が行くための案内表示をわかりやすくしてほしい。

 誰にとてもわかりやすい案内表示の充実は、バリアフリーの観点からも公共交通の利便性向上の観点からも重要な事項と認識しています。
 地下鉄新さっぽろ駅については、現在策定中の札幌市交通バリアフリー基本構想の中で、重点整備地区候補地として検討されていますので、その結果を踏まえて、わかりやすい案内表示の充実に努めたいと考えています。

(企画調整局総合交通対策部交通企画課)


B地下鉄出入口の自転車の駐輪マナーを徹底してほしい。(特に元町駅、東区役所前駅など)

 元町駅・東区役所前駅などの主要な地下鉄駅には朝夕、自転車誘導整理員を配置し、自転車利用者への啓発・指導を行っています。
(建設局管理部総務課)

C地下鉄出入口の段差の解消をお願いしたい。

 南北線や東西線における出入口の段差は、駅構内への浸水対策として設けられたものですが、平成6年東豊線延長時からは、出入口を歩道部分より高くしたポーチ部分をスロープ化すること等の改造により浸水対策及びバリアフリー化を図っています。
 また、出入口ポーチ部分については、冬期間の雪対策としてヒーティングが敷設されています。そのため段差解消には、ヒーティング改修及びポーチ部分の基礎工事など全ての改修がともないますので、このヒーティングの更新工事に併せて、可能な限り段差解消を行っていきます。

D地下鉄券売機を車いすの高さで利用しやすい部分に設置してほしい。

 券売機は、大別いたしますと壁面型と傾斜型があります。
 傾斜型は、壁面型の後続機として平成10年より導入したもので、交通弱者対策として硬貨等の投入口を1,000mm以下とし操作性の向上を図ったものです。この傾斜型は、全券売機320台中34台(平成14年10月現在)の導入状況です。
 従来の壁面型の硬貨等の投入口を改良するには、機器の構造上不可能でありますので、更新時に併せて原稿の傾斜型と同様、利便性の高い機器を導入する計画です。


<参考>
投入口
壁面型券売機
傾斜型券売機
硬 貨
紙 幣
カード
1,250mm(注)
1,200mm(注)
1,200mm
1,000mm
  923mm
  923mm
  (注)切符のみ購入可能な券売機も同様の高さを示します。

E改札口を車いすで通れるようにしてほしい。

 車いす対応改札機は、南北線さっぽろ駅、大通駅の新設エレベーター口にはじめて導入されています。
 両駅は、エレベーターの新設に伴い、ホームから既設の改札口に直接接続できない駅舎構造のため、改札機の仕様について検討した結果、札幌市福祉の街づくり条例及び交通バリアフリー法等の施行に伴い導入した経過があります。
 このことから、今後もエレベーター新設により改札口に直接接続出来ない場合に車いす対応改札機を導入するとともに、既設の改札口においても、改札機の更新時期などに併せて、1改札口につき1台は車いす対応改札機を導入する計画です。

F地下鉄12条駅にエレベーターを設置してほしい。

 地下鉄駅へのエレベーター設置については、平成14年10月現在49駅中37駅(一部片側)に設置を完了しており、全駅への設置に向けて努力しています。
 エレベーターを設置するためには、駅構内及び地上部の設置スペース確保が絶対条件となります。ご要望のありました北12条駅についても、設置に向け検討を行っていますが、絶対条件である設置スペースを確保することが極めて難しい状況にあります。
 しかし、近隣に北大病院もあることからエレベーターの必要性については十分認識しており、今後も設置に向けて技術的検討を進めたいと考えています。

G車いすで地下鉄を利用していて、駅員の連絡ミスで、降りたい駅で降りることができないことが何回もあった。連絡体制、連絡方法を整理し、ミスの無いようにしてほしい。(特に車いすの人に対して)

 交通局では地下鉄全駅を目標にエレベーターを整備する計画です。この整備により、車いす利用のお客様も年々増加して、夏場のピーク時では月2,000件を越えています。
 このため、地下鉄利用時における対応の見直しに取り組み、併せてミスをしない、させない対策を検討してきました。この対策の中で、乗降駅において確実な連絡が行われるよう「車いすご利用連絡票」を定めるとともに、関係列車乗務員と連絡体制を確立し対応に心がけています。
 また、車いす利用のお客様のみならず、ほかの障害を持つお客様の対応を盛り込んだマニュアルを整備し、お客様のニーズに的確に応えることが出来るよう努力していきます。

(以上AからGまで、交通局高速電車部業務課)


H地下鉄エレベーターのそばに、タクシー乗り場を設置してほしい。高齢者や障害者が道路を渡って行かなければならない。(特に、新道東駅、信号・横断歩道もなく大変です)

 本市ではこれまでも、地下鉄駅やJR駅などにおいて、バスやタクシー、自転車などとの乗り継ぎに必要となる施設の整備に努めていますが、その際には、公共性や利用者の状況などを考慮して、配置を行っています。利用者の利便性を第一に考え、ご要望の趣旨を踏まえて、適正な施設づくりに努めます。

(企画調整局総合交通対策部交通企画課)


I地下鉄車内での携帯電話の電源を切ることについて、だんだんマナーは普及しています。PRを継続し徹底を図るよう望みます。若い人の中にはまだマナーに欠ている人がいるようです。

 地下鉄車内での携帯電話の使用については、車内放送、ポスター掲示により注意を喚起してきましたが、本年5月より車内巡回により、使用者に対して口頭の注意も行っています。
 今後もお客様に安心して気持ちよく利用いただけるよう努めます。

J欠番

K乗車するときぶつかると、胸のリード線が折れることがあるので恐ろしい。

 現在、ラッシュ時間の主要駅のホームには助役及び駅員等を配置し対応を行っています。
 電車の乗降時には降りる方優先の案内も行っていますが、今後とも適切なホーム整理に努力します。

Lホームからの転落防止のため、可動式ホーム柵の設置を急いでほしい。

 転落防止策としてホーム柵を設置することは、最も効果的ですが、多額の費用がかかるという財政的課題もあり、設置にかかる費用と経営の効率化を見極めながら検討を進める必要があると考えています。

(IからLまで交通局高速電車部業務課)





@聴力障害者が、タクシーを利用する際、行き先を伝えても運転手が聞こえなかったのか、分かったのかほとんど反応がありません。でもある日、運転手が何かいったので「すみません。私耳が聞こえないんです」といったら、「○○×丁目ですね」とメモに書いてありました。心が明るくなりました。常にこうあってほしいです。

 今後とも障害のある方に対する市民理解の向上に向け、啓発活動など一層の努力を続けます。
(保健福祉局保健福祉部障害福祉課)





@クリーンな交通機関である市電を市民の足として重視し、ノンステップ電車の導入を進めてほしい。あわせて、車道を車いすで横断できる溝幅にすることや、車いすでも利用できるように環境を整えてほしい。

 路面電車は、これから迎える高齢社会や環境低負荷型社会に対応した、人や環境にやさしい交通手段としての役割が期待されており、現在、低床車両の導入など既存路線の機能向上や、ループ化など活用方策についての具体的な検討を進めています。
 一方、平成13年12月に策定した交通事業改革プランでは、市電事業は乗客の減少傾向や施設の老朽化対応などから、経営は急速に悪化していくと見込まれることから、平成15年度末までに事業の方向性を結論づけることにしています。
 したがって、今後の経営見通しなども踏まえ、活用方策について検討を進めたいと考えています。

(企画調整局総合交通対策部交通企画課)

 レールの溝幅等についてですが、構造上レール横のアスファルトが壊れ、溝が広がる場所があります。西4丁目から中央図書館前までは今年度、中央図書館前からススキのまでの箇所につきましては来年度に、広がった場所の補修をする予定です。
 また、今後の対策としては、レールの更新時期や道路の拡幅等の工事があった場合に、溝が広がらない構造にするように考えています。

(交通局高速電車部業務課)





@全てのフェリーに、車いす用トイレとエレベーターを設置してほしい(苫小牧〜仙台、苫小牧〜新潟にはありません)

 フェリーの整備については、当事者の生の声として、直接事業者に申し出ていただくことが、相互理解と早期解決につながるのではないかと考えます。

(保健福祉局保健福祉部福祉施設課)






@地下街の新築工事について、早い機会に計画内容を知らせてほしい。障害者の意見を事前に聞いてほしい。

 地下街のオーロラタウン、ポールタウンの管理運営を行っていますのは、株式会社札幌都市開発公社です。
 昨年、地下街は30周年を迎え、その記念事業として、ばりあふりー化を柱とした大幅なリニューアル工事を行いました。このため、現在のところは大幅な工事を行う予定がないことを確認しています。
 また、札幌都市開発公社では、今後、地下街での工事計画を検討する時は、障害者や高齢者等、地下街利用者の利便性向上を図るため、バリアフリー化の一層の推進を図り「人にやさしい地下街」づくりを進めていきたいとの回答がありました。

(経済局産業振興部産業振興課)


A二十四軒身障センターの車いす用駐車場は、いつも除雪されいるようにしてほしい。入口のロードヒーティングされている所と、ないところの段差がひどく危険です。

 ご指摘の箇所については、除雪の徹底を図り、危険が生じないよう充分留意していきます。

B二十四軒身障センター玄関前に、雨よけの屋根をつけてほしい。車いすの人が、自動車の乗り降りの時にずぶ濡れになってしまいます。

 ご要望の趣旨については理解いたしますが、雨よけの屋根の取り付けについては、現施設の構造上、多額な工事費を要し、昨今の財政状況から、早期の実現は困難です。
 従いまして、当面はご不便をおかけして恐縮ですが、乗降の際は、雨具等をご用意いただくか、タクシー運転手や、センター受付職員等の協力を求めるなどして対処されますようお願いいたします。

(A及びB 保健福祉部身体障害者福祉センター)


C障害者専用駐車場に、一般の車が止まっていて利用できません(特に南10条西21丁目のラルズ、南8条西25丁目SEIYU、東区民センター・東区役所)

 個々の施設の整備については、当事者の生の声として、直接施設管理者に申し出ていただくことが、相互理解と早期解決につながるのではないかと考えております。
 なお、東区役所については苦情の申し入れをしました。

D三越地下2階のスロープについて、車いす使用者の要望もあり、地下街に行くスロープができましたが、合流点は通行者が多く危険です(スロープの傾斜も強く、スピードを落とすのが大変です)今後、既存建物にスロープを設置する場合は、斜度・人の流れに考慮したものにしてほしい。

 本市では、平成10年12月に「札幌市福祉のまちづくり条例」を制定し、バリアフリー化の推進に取り組んでおり、多くの方が利用する施設の整備につきましては、条例の趣旨や整備基準を記載したパンフレットの配布や、施設整備マニュアルの販売、ホームページの掲載等により事業者への広報・啓発を行い、事業者の理解と努力を得るよう努めてまいります。
 しかし、個々の施設の整備等については、当事者の生の声として、直接、施設管理者に申し出ていただくことが、相互理解と早期解決につながるのではないかと考えています。

(C及びD 保健福祉局保健福祉部福祉施設課)


E市役所・官庁のトイレのバリアフリー化を急いでほしい。

 現在、市役所本庁舎では、市民の利用が多い1階及び18階に車いす対応トイレ、また障害福祉課のある3階にはストレッチャー・オストメイト等対応トイレを設置しています。
 今後も本庁舎のバリアフリー化について、改善努力していきたいと考えています。

(総務局行政庁舎管理課)


F駐車場の発券機が高く、普通乗用車で利用するとき届かないところがある。高速道路のように、車に合わせて券が出るようにならないか。

 建設局で運営している発券機駐車場(2箇所)については、手が届くよう低い場所に設置しています。

G札幌駅北口駐車場の精算機のカード入口が高く、届きません。

 精算機の改修は構造上不可能ですので、出口ゲート前の出口精算機(乗車しながら精算できる)の利用をお願いします。

(F及びG、H 建設局管理部総務課)


Iすすきのに障害者用公衆トイレ(男女別)を設置してほしい。

 地下鉄すすきの駅の車いす使用者トイレは、現在、設置工事中であり、平成16年度中に完成する予定です。

J 欠番

Kかでる2・7入口の路面タイル(車いすに不適)の改修。障害者用の乗降場所(車道でないところ)の設置及び、雨よけ屋根の設置を願いたい。また、地下駐車場の障害者用の箇所を増やしてほしい。さらに、介助者が運転しているときも、無料扱いにしてほしい。

 本件は北海道の所管事項のため、道民相談センターに要望書の写しを参考送付しています。

L中央区民センターの駐車場について。
・身障者専用駐車場スペースが一台ぶんありますが、その案内表示がありません。しかも、通常は「クサリ」「かぎ」がしてあります。したがって利用する場合は、事前に連絡を入れるか、受付まで行って連絡しなければ利用できません。
 また、正面の点字ブロックの敷き方があまりにひどく、誘導に従って進んだ場合は、車道に落ちてしまいます。

・区役所を利用することもできますが、その場合は、第二駐車場のみに身体障害者専用スペースが1台あるだけです。また、冬季間区役所から区民センターまでの移動は困難です。

 1点目の身障者専用駐車場の件については、現状では専用スペースの地面に身障者専用表示をしていますが、今後は来館者がより認識しやすいよう、案内板を新たに設置します。
 また、当スペースには、一般車両が駐車しないよう進入口に常時鎖をかけていましたが、今後、開館中は鎖を外し、併せて新設する案内板に一般車両の駐車を禁ずる旨の表示をします。
 2点目の正面玄関前の点字ブロックにつきましては、タクシー等で来館する視覚障害者を道路から玄関へ誘導する意図で敷設したものですが、ご指摘のような危険な場面も想定されますので、危険箇所の撤去も含め、早期に適切な措置を講じたいと考えています。

(中央区市民部総務企画課)


M厚別区民センターの駐車場について
・身体障害者専用駐車場スペースが1台ありますが、案内表示がありません。また区民センターに行くまで、横断歩道がないところを渡らなければならないので危険です。


 身体障害者専用駐車場の案内表示を区民センター駐車場入口に早急に設置します。
 区民センター前の道路については、厚別警察署で横断歩道の設置を検討しています。

・区役所の駐車場がありますが区役所が閉館しているときは、利用できません。

1.庁舎管理上、整理員を配置する必要があり、そのための経費も必要他なる。
2.区役所閉庁時は、駐車場の除雪を行っていないため使用は困難である。
3.無秩序な駐車が行われた場合、緊急時に屋内駐車場の公用車出入庫ができなくなる恐れがある。
4.現在でも区民センター及び区役所駐車場は来庁者以外と思われる駐車が多くその対応に苦慮しており、区役所閉庁時に無制限な開放を行うとなれば、社会的な公平を欠き混乱を助長することになる。
 以上の理由から閉庁時の駐車場開放は困難ですので、ご了承下さい。

・冬期間、駐車場から区民センターまでの移動は困難です。公用車が入っている車庫の横を利用して、スペースを設けることが出来ないものでしょうか。

 冬期間区民センターを利用される場合に、区民センターにも身障者用の駐車場はありますが、区民センター駐車場に停めることが困難な場合は、区役所駐車場にも身体障害者用がありますので、そちらをご利用下さい。

(厚別区市民部総務企画課)







@移送・移動の外出支援サービスを行っている障害者団体やボランティア団体に、行政からの補助金をお願いしたい。

 本市の外出支援サービスは、障害者の方の社会参加促進(外出支援)を図ることを目的として、交通費助成事業を実施しておりますのでご理解下さい。

A主要都市空港に、障害者が運転できるレンタカーを用意してほしい。車いすで、旅行または里帰りするときなど、移動手段がないので、是非実現してほしい。

 移動に際しては、極力、公共交通機関を利用していただきますよう、お願いいたします。

(@及びA 保健福祉局保健福祉部障害福祉課)





@玄関から駐車場までのロードヒーティング化を強く望みます。

 団地敷地内のロードヒーティング化は、市営住宅に入居している皆さんの切実なご要望と推察します。
 しかしながら、団地敷地内の除雪については団地入居者の皆さんが当番制により実施する等、自治会活動の一環として実施してきています。
 本市の厳しい財政状況にご理解をいただきました、今後とも入居者の皆さんの協力により対応していただきたいと考えています。

A来客用駐車場の除雪をしてほしい。ヘルパーさんが来た時、ヘルパーさん自身が除雪をしなければならなく、その分、介護時間が減ってしまいます。

 市営住宅の駐車場除雪につきましては、駐車場を利用する方々が行うこととなっており、来客用駐車場についても基本的には自治会にお願いしています。
 つきましては、当該団地自治会へ申し出られることにより改善が図られるものと考えています。

(@及びA 都市局市街地整備部住宅整備課)




@コンサドーレの試合を見たいので申し込みをしましたが、車いす席のチケットが無いと言われました。15席の登録制度があるので、登録席にと言われました。理由は安全性の問題だというのです。プロ野球は障害者用チケットがあるのに、コンサドーレにダメなのはどうしてでしょう。実際に登録席は、招待なので、知っているのはファンクラブくらいしか知らないのでしょうか。

 いつも本市のスポーツ施設をご利用いただきありがとうございます。プロスポーツイベントのチケット販売については、原則として主催者側が行っていますので、ご質問の件につきましてもチケットを取り扱った(株)北海道フットボールクラブへ照会を求めました。その内容について報告します。
 車いす専用席については、事前に当クラブで予約を承り、無料招待する座席で、既設の車いす用席の一部を使用していますが、数に限りがあったり、購入方法等のPRが徹底されていなかったりとご迷惑をおかけしています。
 一般購入でチケットを購入された車いすのお客様に対しても、当日、会場内でスタッフにお申し付けいただければ、空いている車いす用の席へご案内させていただきますので、どうぞお気軽にお申し付け下さい。
 また、PR方法等につきましては、座席や対応スタッフの増員問題等を含めて検討中です。できるだけ広く周知したいと考えています。

(市民局スポーツ部スポーツ企画課)


Aガソリン券について、2004年4月から支給されるようですが、本人が運転する場合だけでなく、介護のため家族が運転する場合にも適用されるようにしてほしい。障害者本人も大変ですが、家族の方がもっと大変です。

 ご要望につきましては、現在検討中であります。

B外国ではST(特別移送サービス)が発達している。通勤・通学その他の日常的に利用したい時に、いつでも利用できます。札幌でも行政がお金をだして、第3セクターの形ででも制度を作ってほしい。現在、様々な団体が移送サービスを実施しているが、それらを活用しながら考えるのもよいと思います。

 ST(特別移送サービス)については、国土交通省の動向を見極めながら、研究していきたいとかんがえています。

(A及びB 保健福祉局保健福祉部障害福祉課)


Cバリアフリー法の基本構想策定のための協議会は公開され、市民の声が反映される必要があります。今後の活動方針・策定までの活動日程を知らせてほしい。

 札幌市交通バリアフリー基本構想策定協議会の検討内容については、各区役所等公共施設パンフコーナーに配置している「札幌市交通バリアフリーニュースレター」と本市ホームページでお知らせしています。
 ニュースレターには、切手不要でご使用いただける葉書を添付し、ホームページにはメールアドレス(kotsu-bf@city.sapporo.jp )を掲載していますのでご意見をお寄せ下さい。
 次に、策定協議会の今後の活動方針については、年内に第3回協議会を開催し、重点整備地区の決定及び特定旅客施設や特定経路のバリアフリー化の検討、各特定事業の整理を、市民意見も踏まえて協議する予定です。
 第4回については、2月に開催を予定し、基本構想のとりまとめと今後の進め方について協議する予定でいます。
 なお、協議会は公開されています。傍聴を希望する場合は、詳細な日時や会場についてご案内いたしますので、別途お問い合わせ下さい。

(企画調整局総合交通対策部交通企画課)

以上です。
なお、札幌市交通バリアフリー基本構想策定協議会のHPは以下の通りです。

【札幌市交通バリアフリー基本構想】

http://www.city.sapporo.jp/sogokotsu/barrier/index.htm



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