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交通権を考える連絡協議会

会報第14号

(1996年7月31日発行)


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継続と更なる発展を!
会長 後藤 昌男

 私たちの連絡協議会は、参加団体や個人の日常活動を根にして、その知恵と活力に支えられて活動を続けてきました。そして大きな成果を上げてきたことに誇りをもちたいと思います。
 誰もが、いつでも、どこへでも自由に出歩ける街、そんな願いの実現に向けて頑張っている団体・個人各位に拍手をおくりたいと思います。
 曽我会長の病状について、早く快方に向かってほしいことをみんなが切望しながらの総会になりました。そして今年度の事業計画と新役員体制を決めました。会長については、必ずしも十分に論議されたものではなく過渡的な要素を含んでのスタートになりましたがこの一年、労を措しまず、奮闘したいと思うや切、よろしくお願い致します。
 昨年12月に政府が発表した障害者プランについて、見直し運動も含め、さかんに議論が行われていますが、このプランが真に障害者・家族の生活を改善し、人権を保障するものにしなければなりません。そのため、プランの拡充と具体的推進を行政にもとめ、プラン視点の「地域で共に生活するために」が、単なるうたい文句にさせないようにしなければなりません。だからこそ私たちは「交通権110番」や「点検活動」を地道に実施し、道民・市民の要望として行政に示すことが肝要だと考えます。
 今年5月、札幌市ではやっと、防災会議の地震対策部会に「まちづくり分科会」が設置されました。私たちは4月に、昨秋の講演会の教訓をまとめ市と懇談を行ったところですが、障碍をもつ人と災害との課題は、きわめて深刻です。私たちの要望を市の分科会に持ち込んで議論する必要があります。
 「交通権は生存権である」ということばが多くの人から広く語られるようになったことはたいへん嬉しいことです。障害をもつ人の生活圏拡大運動としての交通権を考えろならば、たんに交通計画にとどまるのではなく、高度情報化社会でのコミュニケーションづくりやバリアフリーの問題をも含めた広い視点が必要になります。
 総会を終え、本年度の活動をスタートするに当たって以上申し述べましたが、たくさんの仲間がふえて、たくさんの人と握手をして、楽しい会話がたくさんできて、お互いが元気なことをよろこびあえるような、そんな会であれけ素晴らしいと思っていることを付加えて、あいさつといたします。



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新役員からのごあいさつ

副会長 高橋 ミユキ

 交通権を考える連絡協議会の皆様におかれましては、お元気に御過ごしの事と思います。
 此の度私共のアカシヤ会がご縁が御座居まして御仲間に加えて頂けました事は心からの感謝申し上げます。何も判らず、又出来ませんので皆様方のお心に反してご負担になっては等と考へ乍ら、今ペンを走らせて居ります。
 交通権を考える連絡協議会は、大きく思考を持ち、道都市の点検事業が、本意と思ひます。多くの人々に大切な支えとして活躍され、尚ハンディを抱いて暮らし、旅する場合の立派な役割点検作業と、私は感じて居ります。
 私共アカシヤ会は主として札幌に住居する身障者及び高齢者の住み易い環境の点検を続けて居ります。両方を合流した活動が実を結ぶならば、素晴らしい事では無いでしょうかと考へて居ります。以後お仲間として永久に御指導御付き合い頂けますれば、幸いと存じます。
 尚アカシヤ会の過ぎ去りし点検事など恐縮乍ら少々列記させて頂き、本日の御挨拶代わりとさせて項きます。
 アカシヤ会は今年31年を迎える重度障害者の会であります。会結成当初から差別撤廃、人権保証を求める運動(郵便投票の復活)公共交通機関である地下鉄全駅にエレベ−タ−の設置運動(地下鉄47駅中28駅に設置)公共建築(区役所、美術館など)の車イスでの使用を求める運動、福祉タクシー券助成運動、街づくりとしては、公共公園の車イスでの使用、各デパート等の入り口の改善、エレベ−ターの設置を求める運動を展開し今日に至って居ります。
 何もなかつた所につけさせる運動は大変なもので役所に署名を持ち込み話しをし、わかって頂く、更に実現迄10年もかかる現状であります。
 最近出来た大型店は、ハ−トビル法に適合した店といふことで大変使用しやすくなっており、私共永年運動してきた成果があらわれていると喜んでおります。)
 これからも、今迄のように未設置のところをなくすよう運動を続けて参ります。それは、アカシヤ会だけでなく、他団体と連携を取り乍ら広く障害者、高齢者に使いやすい公共物になる様に監視していきたいと思っております。以上長々と列記致しました事お詫び申し上げ終わりと致します。


副会長 我妻 武

 この度、再度副会長の役を任されることになりました。
 新会長のもとで、誰もが使いやすい交通機関の充実を目指すことを目標に会員の皆さんと共に声を上げていきたいと思っています。どうぞよろしくお顧いします。
 今後は高齢社会の到来から、ますます公共交通機関のバリアフリー化が望まれます。我々自身の声を是非どもそれらの計画に盛り込めるように項張りましょう。


事務局長 宮下 高

 障害者の社会参加が言われて15年になる。行政関係者は口を開けばノーマライゼーションを言葉にするが、その対策は一向に進まない。障害者の社会参加が以前より若干進んだような気がするが、行政の対策によるものよりも障害者自身の社会参加の意欲の高まりが大のような気がする。
 福祉対策のためとして、6年前に消費税が導入されたが、6年たった現在、福祉に使われたのはそのうちたったの4パーセント、そして又、福祉のためとして5パーセントに引き上げられた。最近、住専、米軍基地移転と政府のお金の使い方が問題になり、誰のための政府なのかわからなくなっている。障害者の立場からもっとその辺に敏感になることも必要と思う。



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事務局次長 木下 祥子

 買い物など日常生活の用事をたすこと、旅行、音楽、演劇、映画等の鑑賞、図書館・美術館等の利用、病院受診等々何をするにも下調べに時間を費やす。車いすになって感じたことは、したいときに即実行とはいかないことだ。いつでも、どこへでも、自由に出歩けるまち。一日も早くハード面でも、ソフト面でも実現することを願っている。それには、一人一人が行動で示すことが重要だと思う。
 引き続き事務局次長を勤めることになりました。「いつでも、どこへでも、自由に出歩けるまち」にするには何をしたらよいかを一緒に考えて活動しましょう。よろしくお願いします。


事務局次長 小谷 晴子

 事務局の仕事をさせてもらって2年、まだまだ役員の方々の指導のもとで働くような者が、「事務局次長」などの役目をいただいてしまって正直とまどっています。
 少しずつではありますが高齢者や障害者にやさしい街になって来ています。私は障害者自身が外に出て「ここは段差があって車椅子では通れません。ここに障害者用トイレがあると便利ですなどと声をあげて行かなければ改善されていかないと思っています。
 「交通権を考える・・」で会員の方々と共に誰もが住みやすい街を目指して声をあげて行きたいと思います。


会計 石川 祐治

 平成6年、7年と2年間会計を担当して、思う事は、会員の皆さんは多方面の身障者グループに所属して居り、年間納める会費を合計すると、かなりの額になる事がわかります。それだけ自分自身が満足出来る「グループ」を捜し求めているのではないでしょうか。
 「交通権を考える連絡協議会」は色々な身障者団体が団結して発足した会です。本会の財政は、会費および賛助会費・寄付金等でまかなって居ります。会計年度は毎年4月1日に始まり翌年の3月31日までです。会員の皆さん原点にもどって積極的な参加と会貴の納入よろしくお願い致します。




耳寄り情報 PartU

サッポロ「さとらんど」紹介
【緑の大地】【やすらぎのひととき】
 札幌東区に遊びと憩いの空間が今年ほぼ完成しました。身障者にやさしく作られており、園内すべて「車いす」で入場可能です。
 レストラン2ヶ所、バーベキュー1ヶ所、自炊広場等もあり、「身障トイレ」も駐車場センタービルに2ヶ所、休憩所に1ヶ所、ミルクの郷に1ヶ所と気配りがされています。
 使い勝手は良い方です。今がシーズンまっさかり、天気の良い日に是非一度リフレッシュして見て下さい。「身障手帳」を忘れずに、園内一周のSLバスが無料になります。
 車イス用駐車場は5台分あり、障害者本人運転の場合、日曜・祭日も無料です。

◎問い合わせ先
  札幌 TEL(011)787−0223
     FAX(011)787一0947
 〒065 札幌市東区丘珠町584番地
(財)札幌市公園緑化協会さとらんど事業部



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会報を担当してきて
深野 美留子

 いろんな団体会員、個人会員が集まっている会の新聞を作るのは初めての経験でした。はじめは「交通権」と言う事で、交通に関する記事をのせる事ばかり考えて、作ってたような気がします。でも、会報を何回か発行していくうちに、交通に関する事だけではなく、会員のみなさんに、いろんな情報を伝えていくのも良いのではないかと考え、障害者・弱者の人達にも利用できる施設や建物、又団体会員の活動を紹介しながら作ってきました。が、いつも同じ人に記事を頼んだり、同じ団体からの記事だったりと、少しマンネリになった面もありました。
 紙面上だけで、団体会員・個人会員の「気をむける」事のむずかしさがわかりました。
 私達の会はすべての会員が一同に集まるのが大変な事で、ほとんど集まる機会がありません。そんな中で、唯一会報が会員全員が交流できる物だと考えています。そのためには、団体会員・個人会員がもっと協力・参加出来る方法を考えて、楽しく読んでもらえるような、そんな会報作りにがんばってほしいと思います。




点検ツアーのお知らせ

◎日時
9月15日(日)〜18日(水)
行き先 仙台市
◎旅程
9月15日(日) 午後6時30分
  苫小牧よりフェリーに乗船
        (船中泊)
  16日(月・祭目) 仙台到着
        (仙台市内ホテル泊)
  17日(火) 仙台よりフェリーに乗船
        (船中拍)
  18日(水) 苫小牧到着
             札幌へ
◎費用
  一人当たり4万円前後(助成金があれば一人1万円の援助)
◎申し込み先
  および申し込み締め切り
 8月15日(木)迄に事務局長 宮下 高
 電話/ファックス 0123・33・1840まで
※詳細は後日、ご案内致します。




事務局だより

5月 8日 役員会議 かでる2・7
       札幌市との震災問題懇談会報告及び総会案内発送について
5月23日 役員会議 かでる2・7
       総会資料、横断幕作成、当日の役割分担、交流会準備など
5月30日 役員会議 かでる2・7
       総会準備、参加者の確認など
6月 2日 定期総会及び交流会
       札幌市身体障告者福祉センター
6月25日 役員会議 かでる2・7
       事業計両の役割分担、点検旅行、会報について
7月15日 役員会議 かでる2・7
       点検旅行、会報について




『編集後記』

 平成8年度が始まって、編集担当が代わりました。全員素人、勿論今までの人達も最初は素人でしたから、同じと言えますが、やはり違います。そこで今回は前任者達に助けてもらいながらの編集作業でした。それでも不手際、連絡不十分で子定よりは大幅に作業が遅れ、皆さんにご迷惑のかけ通しでした。
 そんな苦労を重ねてやっと発行にこぎつけた14号はきっと忘れられないものになるでしょう。



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