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交通権を考える連絡協議会

会報第3号

(1993年8月発行)

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(1ページ)
今年度事業計画の概要決定

 先の総会で確認された、今年度の事業計画が、次のように決まりました。咋年の反省から会員の総意の反映を心がけて活動をすすめてゆきます。皆さんのご協力をお願いします。

●調査・点検旅行班
 <内容と目的>
@会員を主体として今回の点検旅行への参加希望を募集し、まず数人ずつの小グルーブを作ります。
A次にそれぞれのグループのリーダーを決めて自分達の班がどの交通機関を利用し、『目的地・旭川駅』を目指して移勤するかを決めてもらいます。
B基本となるのは、仲間と楽しみながら考え、いかにして「公共の交通機閣を使い、点検し、旅を満喫するか」そして障書者が何人かで旅する場合の困難な所をチェックしていただくのが目的です

●交通110番、学習・講演会班
 <目的>
@障害者、老人などの「移動制約者」(交通弱者)の自由に移動・交通できる社会をつくることをめざすためのキャンペーン活動である。
A移動・交通の利用に関する「苦情」「相談」を受ける。
B寄せられた「苦情」「相談」を整理し、関係機関の要望にとりこむ。
C交通権連絡協議会の知名度(存在)を高め、会員及び協力者を拡大する。
D将来的に情報を収集し、提供できるようにする。

 <当面の取り組み>
・交通権電話相談<日程>
・10月16〜17日(予定)。
・特設電話、FAXの設置。

●会報班
<目的>
@ 会の活動を広める。
A 障書者の移動と交通権に関する問題についての啓蒙と普及。
B 会員及び理解ある人々との情報交換と交流。
<内容> ・年に4回の季刊発行。


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《寄 稿》
想い出

札幌いちご会 会長 小山内 美智子

6才の時

 私は6才の時、和寒から札幌に来た。田舎道はでこぼこしていて歩きにくかったけれど転んでもそれほど痛くはなかった。都会のアスファルトは、車や自転車が走りやすいけど転んでしまうとひざから血がにじみ出た。母は私の襟首をつかみ、市場まで歩いたそんな日々が続き、私は一人で歩けるようになった。

23才の夏

 小さな子供達が自転車に乗り楽しそうに走っているのを見て、私ば自転車に乗りたいと母に頼んだ。近くの自転車屋さんに手が使えなくても自転車に乗れる設計図を書き、作ってもらったが、ハンドル操作がうまくできず断念した。その自転車にいくらお金がかかっただろうか。一人で町を歩きたいといつも夢みていた23歳の夏、電動車いすを手に入れた。片方の足指で左右どこえでも行ける。体に翼かはえたような想いであった。

バドワイザーで乾杯

 地下鉄にエレベーターが付き、一人でデパートヘ行き、イヤリングとサングラスを買った。帰り道、バドワイザーを買い一人旅ができた事を一人乾杯したものだ。店の人達の視線はさまざまであり、遠ざかる人がいたり「何をおさがしですか。」と優しく声をかけて下さった所では、いらない物まで買ってしまった記憶もある。

ごろつきと嫌われても

 地下鉄エレベーターは使用時間に規定があり、障害者マークだけが大きくはってあり、足の弱ってきたおばあさんは長い階段を登っている。そこで私は時間制限の看板を取るよう、そしてエレベーターにはどなたでもご利用下さいと書くよう交通局にうったえた。4年、5年はかかっただろうか、今では私達の思いがかない、老人や妊婦さん達は堂々と工レベーターを使用している。この事から障害者用トイレ・スロープ、電話ボックスなど障害者のマークは付けてもよいが、誰でも使えるのだ。という事を強くアピールしてほしい私達がごろつき障害者と嫌われながらも勝ち取ってきたエレベーター等は、今、高齢化社会になり、着実に役に立っている。先日も腰のまがったおばあさんがエレベーターに乗った時、「わしも乗っていいのかい。助かるのう。けど降りる駅にはエレベーターがないんだよ。おかしいのう。」と言う会話が聞こえ、私は心が弾み喫茶店に誘い、このエレベーターが、どんな経過でついたのか、演説したい思いにかられた。障害者は金がかかるやっかい者と考える人はまだいるだろうが、平均寿命が伸びるたびに私達がうったえてきたものが町や日本の財産となるのだ。

札幌は負けた

 最近は首が痛いので乗用車ばかり使っているが公共交通を利用しケチを付けて歩くのが私にしかできない仕事だ。
 大阪・東京・名古屋・長崎と少しずつであるが、リフト付きバスも走るようになってきたと言う。札幌は負けたよ。うるさく時には過激に、そしてほめたりもしてリフトバスを手にいれなければいけない。一人で喫茶店で一杯のビールを飲んだ味は忘られない。



9年目のひまわり号 新十津川へ

ひまわり号札幌実行委員会 三島 春光

 日頃、心身のハンディが理由でひとりで旅ができない人、家族ぐるみの旅も困難な人、また、多くの仲間達と旅をしたい人、色々な人達が「列車」という日本人の心と生活を代表する乗り物で旅行をしようとひまわり号の旅が礼幌発で実現してから9年目になります。この間、沢山の友情と感動のドラマが2本のレールの上で繰り広げられました。今年は、前泊のコース(バスで移動)と日帰りのコースに別れて、8月28〜29日に、札幌→新十津川間で行われ、障害者参加146人を含めて523人の大旅行となりました。
 前泊コースは、キャンプと温泉の二班に分れ、それぞれが、日頃は体験できない企画を家族やボランティアと共に満喫しました。全部が合流した29日は、ふるさと公園を会場にした地元の「ふれあい広場」に参加して楽しみました。
 わずかの差で台風をかわし、時折りの強風と小雨(キャンプは瞬間スコールに見舞れた)も、残暑を感じる日射しにはねかえされ、赤トンボが飛ぶ少し早い秋の気配の漂う中で、参加した人々の心の「ふれあい」の旅となりました。
 ひまわり号は、列車のトイレや段差を改造し、多くのボランティアの手であらゆる障害を克服して走る取り組みです。また今回は、バスも多く利用せざるを得ませんでした。前乗りのバスを極力少くして、中乗りの路線バスを多く利用しましたが、これも通路が狭く、高速道路でのトイレ停車も乗降の不便と車椅子、トイレや洋式便器の数の少さもあって30分もかかってしまいこうした交通事惰の問題点も浮き彫りにさせた取り組みとなりました。


(3ページ)

加盟団体の紹介
●ADA世話人会

・代 表 曽我 則明
・連格先 札幌市厚別区中央2条6丁目5−40 我妻方
 TEL 892−6336
 91年5月のアメリカ障害者法講演会に参加した実行委員会メンバーの一部が現在も月に一度集まり勉強会や道外から来る福祉関係者との情報交換会を行なっています。現在は秋に行なわれる自立生活問題研究全国集会にメンバー参加のため休会中です。

●札幌いちご会

・代 表 小山内美智子
・事務局 札幌市自石区東札幌2条5丁目
     漢太郎ビル
 TEL 831−3790
 77年発足以来ケア制度の確立と幕らしやすい住宅を求めて改善要望活動を行なっています。また、いちご会独自で会員制によるケア・サービス制度を実施しています。活動資金には書き損じバガキを集め、新切手、新バガキに交換して販売しています。

●メビウスの会

・代 表 我妻 武
・事務局 札幌市中央区南6条西1丁目 六・一ビル市民科学研究機構内
 TEL 521−7171(呼)
 情報誌の発行、道外障害者が来道旅行する際の受け入れ、各種福祉情報の提供、各種イベントの企画、街づくり(トイレ)のアドバイスなどを行なっています。

●GAT'S(ガッツ)

・代  表 佐々木達夫
・事務局長 佐藤 正尋
・連絡先  札幌市豊平区美園12条7丁目2−14(事務局長)
 TEL  813−2677
 学習塾経営、ビデオ車いすマップ作成、各種福祉講演会等の企画などを行ない、地域と交流しています。

●エルウフェアシステム

・代 表 高橋 由和
・事務局 札幌市中央区南5条西10丁目 コンフオートMS
 TEL 512−1419
 一般就労が困難な重度身体障害者の新しい職域としてバソコンやワープロの入力サ−ビスなどを行ない、実践を通して障害者の職域を開拓しています。

●(財)北梅道難病連

・代表理事 三森 礼子
・事務局  札幌市中央区南4条西10丁目
 TEL 512−3233
 北梅道難病連が結成されて、今年で20年。難病センターが開設されて10年になります。
 道内の難病患者の方々の様々な権利擁護、また治療法の確立についての陳情活動や難病についての相談・検診活動を行なっています。

●アカシヤ会

・代 表 阿部 幸子
・事務局 札幌市東区北50条東2丁目3−1
 TEL 753−3474
 各種改善要望、文化・レクリエーション活動、交通点検活動などを通して、障害者間の交流と人権について考え、また福祉制度の向上を図るために活動しています。

●障害者カレジャスアクショングループ

・代 表  間平明
・事務局長 宮下高
・事務局  恵庭市黄金町89−9
 TEL  0123−33−1840
 カレジャスアクションとは、直訳すると「勇気を持って行動する」という意味。千歳、恵庭周辺の街づくりに対して、点検活動を通して要望を出したりしている。
 また交流会などを通して障害者間の親睦も図っています。

●気軽に街に出る障害者応援グルーブ

・代 表 土井 正三
・事務局 札幌市豊平区豊平4条10丁目2−30
     シャンボール豊平1202
 TEL 823−4767
 外出する障書者の移送ボランティアやレクリエーション活動などの企画、市民運動との交流などを通して様々な福祉問題について考えるというグルーブです。

●ひまわり号を走らぜる札幌実行委員会

・代 表 後藤 昌男
・事務局 札幌市北区13条西1丁目5
 TEL 726−9076
 普段なかなか外出することの出来ない障害者と家族のために車両を借りてレクリエーション旅行を企画しています。
 今年の8月28日の旅行で9回目を迎えます。


(4ページ)

新事務局員登場

私が「交通権」に入った動機
手稲区 吉田 穰

 労災事故で車椅子生活を余儀なくされた私は、札幌市内を車椅子で歩き車椅子が自分の思うように進まない事に気が付いた。歩道の傾斜、歩道と車道の段差、美しく敷かれたカラーブロック、建物の段差、それらすべてが私の行く手を阻んでいる。もっと楽に移動出来ないだろうか?そんなことを考えている時「交通権を考える連絡協議会」というのがあるらしい、と聞きました。確か1992年5月頃だったと思います。7月東区民センターで「交通権を考える連絡協議会」の設立総会があるというのを聞き参加してみました。
 「何を考えるのだろう、どんなことをするのだろう、どうせ大したことは出来ないのではないのかな?」そんな思いで参加しました。(ごめんなさい) 会場には電動の車椅子の方も耳の不自由な方もいらしやいました。有意義な講演、熱心な疑間応答、すべてが私にとって初体験。そうだ、この問題は自分の事なんだ。自分達でなんとかしなければ。



不利のない社会に
中央区 木下 祥子

 「ノーマライゼーション」について目や耳にするが、現実はそれとは程遠いように感じる。先輩たちが地道な運動を続け漸く今がある。明日は障害のある人や高齢者に不利のない社会になるように力を出し合いたい。

会費納入のお願い

 5月23日の「交通権を考える連絡協議会・第2回総会』も
多くの方々の出席をもちまして無事に終了し、今年度の事業計
画なども報告され、新年度へ向けてのあらたなる活動がすでに
始まっており、これも偏に皆様方のご協力の賜物と感謝致して
おります。
 つきましては、今年度も会員皆様の更なるご協力をお願いす
るとともに、今年度は、もっともっと会員を含めた活気のある
運営にしていこうと考えております。
 何卒よろしくお願い申し上げます。
 未払いの方は誠に恐縮ではございますが、ご入金の程お願い
申し上げます。
  ◎団体年会費 1団体  5,000円
  ◎賛助年会費      3,000円
  ◎個人年会費 1人   1,000円
 平成5年8月21日




事務局だより

6月18日 事務局員会議 かでる2・7
     ・事業計画の日程や内容の具体化。

7月 6日 事務局2役員会議 丘珠勤医協
     ・事務局員会議の進め方について。

7月 8日 事務局員会議 かでる2・7
     ・役員会と事務局会議の持ち方について、事業計画の役割分担と責
      任者の選出、年間スケジュールなど。

8月 7日 事務局員会議 かでる2・7
     ・各事業担当別の内容報告と討議、
      障害者自主活動促進事業の申し込みについて。



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