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交通権を考える連絡協議会

会報第34号
(2003年5月10日発行)

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目  次

冬道の「点検と車いす・白杖体験」実施 第10回「交通権110番」開催
交通バリアフリー
      基本構想の現状と課題
恵庭市交通バリアフリー
     特定事業が始まる
  〜他団体紹介〜
 〜ただいま会員募集中!〜
2003年度総会ご案内 会計部からのお願い
=情報コーナー=
〜札幌市の自動車燃料助成券 他〜
=情報コーナー(続き)=
〜JRタワーのホスピタリティ 他〜
フットルース号を応援してください  
事務局だより 編集後記

−−−−−− (1ページ)


冬道の「点検と車いす・白杖体験」を実施

 冬の北海道において、車いすや白杖を利用する人にとって社会参加の機会が閉ざされている現状は、きわめて深刻です。だれもが北海道に生まれて良かったと思える冬の雪対策は、道民の生活に欠かせない切実な課題です。
 「交通権110番」のとりくみが10回を迎えた節目に、これとタイアップして標記の企画をたてて実施しました。
(日 時) 2003年3月9日(日)午後1時から4時
(集合場所)かでる2・7
(参加者) 車いす利用10人(うち電動4人)、視力に障害のある方10人、
      ボランティア38人、合計58人。
 交通権加盟団体ほとんどからの参加と、行政から道路維持課、建設局雪対策室、交通局自動車部からそれぞれ複数人。ボランティアは「おふくちゃん」の協力を得て実施することができました。
(コース) 2つに分けて実施。「札幌駅コース」は、かでる2・7→札幌駅→アスティ→道庁→かでる2・7。
 「大通コース」は、かでる2・7→大通→市民会館→市役所→時計台→かでる2・7。
 主な点検項目は、歩道路面、交差点誘導ブロック、バス停、タクシー乗降所、案内標識、野外トイレ。
 車いすやアイマスクでの体験では、ロードヒーティング周辺の氷の段差が、予想できないほどの困難と危険があることを認識することができました。また、「障道協」から要請のあった地下鉄誘導ブロックの「すり減り」状況の点検では、早急に改修が必要なことを確認しました。交差点では氷雪のため車いすはやむなく車道に出て移動する所も多くありました。
 私たちは点検結果を要請書にまとめ書く関係機関に提出し改善・改修を強く求めます。


【詳しいレポートがあります。ご覧下さい。】


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第10回

交通権110番

〜福祉センターで開催〜

 平成15年3月22日(土)23日(日)の2日間、第10回の「交通権110番」を行いました。
 多くの方から日常で困っていることの声を聞き、「いつでも・どこでも・どこへでも自由に出掛けられる街」を目指し改善へ働きかけたいという思いから「110番」も今年で10回目を迎えました。
 今回は39件の相談等が寄せられました。
 内容としては、冬道の除雪のことなど歩道について11件。駅のホーム防護柵など地下鉄・バス・路面電車・JRなど公共交通機関について5件。公共施設について5件。市営住宅について2件。制度について4件。情報2件。その他4件となっています。
 この10年、北海道・札幌市で「福祉のまちづくり条例」が実施され、また「交通バリアフリー法」が施行されるなど社会的にも変わってきました。それらに伴い歩道の傾斜や点字誘導ブロックの改善、ノンステップバスの導入、地下鉄駅やJR駅のエレベーターの設置等がなされて来ました。
 実際、街に出ると車いすや杖を使用している障害のある方に会うことも多くなりました。少しずつではありますが出掛けやすい、使いやすい「まち」へとなってきています。
 今年は今回寄せられた内容と、3月9日に行った、「冬道点検」で挙げられた問題点と併せて、さらに安全で安心して出掛けやすい「まち」になるために各関係機関に改善要望書を提出します。


常設「交通権110番」

 ファクシミリとインターネットホームぺージで、常時受け付けています。

FAX:0123−33−1850



−−−−−−(3ページ)

交通バリアフリー基本構想の
           現状と課題

全道の状況
 交通バリアフリー法が平成12年5月に定められ、この法に基づいて各市町村は基本構想を策定することになりました。
 整備の必要性が高いところから順に進めることと、交通事業者・道路管理者・公安委員会が一体になって計画・実施してゆくことが求められています。
 現在、構想を策定した市町村は、恵庭・千歳・室蘭・遠軽。今策定作業中の市町村は、札幌・北見・富良野・釧路で、全道的にみてとりくみは、ほとんど進められていません。(H15年3月末現在)
 今必要なことは、進まない要因はどこにあるのかを明らかにして、早急に各地域で協議会や委員会を立ち上げることです。
 道はそのための支援・指導することが急務です。

札幌市の場合
 策定協議会(会長:千葉博正 札幌大学大学院教授)によって、平成13・14年の2カ年間で作業が進められ、4回の協議会開催を経て、平成14年3月13日に内容のとりまとめを終えました。

札幌市の重点整備地区
@都市地区 A副都心地区 B麻生地区 の3地区を設定しました。

@は、JR札幌駅、地下鉄さっぽろ駅、大通駅、豊水すすきの駅、中島公園駅など。バスターミナルは、札幌駅、大通ターミナル、中央バス札幌ターミナルなど。市役所、道庁、大通公園、大規模商業施設、各種病院などが含まれます。

Aは、JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅、新札幌バスターミナル、厚別区役所、大型ショッピングセンターなどが含まれます。

Bは、JR新琴似駅、地下鉄麻生駅、麻生バスターミナル、総合スーパーや各種病院、体育館や図書館などが含まれます。

課題となること
○今必要なことは、事業実施内容と経費の見通しを年度計画で明らかにすることです。市民参加のフィールドチェックを実施し計画は立てられましたが、実質的な地域住民参加の事業にはなっていません。この点で改善が必要です。

○ハートビル法が改正されたこと、「旅客施設における音による移動支援方策ガイドライン」や「視覚障害者誘導ブロックに関するガイドライン」が新たに示されたことに十分対応したものであることが求められます。

○重点地区から、市内全域に整備を広げる構想も並行して行うこと。

○平成17年の法の見直しに、具体的にどう対応するのか。
 以上のような課題を抱えているだけに、私たち「交通権」は、会員あげて、あらゆる場面に積極的に参加し、道民・市民の関心を高め、意見を集め、その反映に努力しなければならないと思うや切。
 皆さんのご意見をお寄せ下さい。(G)


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平成15年度から

恵庭市交通バリアフリー特定事業が始まる

 平成12年5月17日公布、11月15日施行された交通バリアフリー法「高齢者、身体障害者公共交通機関を利用した移動円滑化の促進に関する法律」が恵庭市で平成15年度からいよいよスタートします。
 恵庭市では法律が施行された翌年平成13年度から平成14年度にかけて、障害者当事者や市民団体・国・道・恵庭市・公共交通事業者・道路管理者・警察で構成する「恵庭市交通バリアフリー連絡協議会」を設立し、4回の連絡会議と7回の検討部会を開催。市内の障害者へのアンケート調査、冬季間を含めた現地調査を実施して基本構想を策定しました。
 この交通バリアフリー法は「基本構想をいつまでに作成するのか、またそもそも基本構想を作成するかどうかも含め」市町村の判断によることとなっており、平成14年8月12日現在で基本構想をすでに作成している市町村は30箇所(国土交通省ホームページ)で、全国的にみても作成作業は大幅に遅れております。
 このような中で、恵庭市の交通バリアフリー事業開始は全国的にも評価されるべきことと思います。
 今年度からの事業内容は、
◎平成15年度〜16年度
 恵庭駅エレベーター・エスカレーター設置改修工事
◎平成16年度〜17年度
 恵み野駅エレベーター・エスカレーター設置改修工事
◎平成16年度〜22年度
 ・恵庭駅・恵み野駅、半径1キロメートル内の道路整備
 ・交差点の段差・傾斜・勾配の改善
 ・点字ブロックの設置、施設案内標識設置
 ・歩道の拡幅・照明灯の設置、障害者用トイレの設置
 ・バス・タクシーシェルターの設置
 ・その他

 今後は実際の工事の段階で、どれだけ障害当事者の意見を反映させることが出来るのか、恵庭市に働きかけをしていくことが必要です。(宮下)


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《他団体紹介》

『北海道視覚障害者協会(道視協)』

 視覚障害者の生活と権利を守り高め、障害者に対する差別や偏見をなくし、よりよい社会環境をつっくっていくために全日本視覚障害者協会に加盟することを前提に、また札幌での障害者の「市電・市バスの無料化」などいくつかの成果を上げた運動を日常的に継続して行える団体として1993年11月に設立されました。
 活動を平和と民主主義を守る運動と一体になって進めることをたいへん重要視しています。
 主な活動としては、毎年視覚障害者の要求願いを束ね、道や札幌市など行政に対して要望書を提出し、交渉を行っています。現在、特に生命にかかわるホームからの転落防止のための「安全柵」の設置を強く求めています。また、要求実現に向け積極的に他の団体とスクラムを組み活動しています。交通権主催の「冬道の点検」や「JR点検・懇談会」(障道協と共催)に欠かさず参加してくれています。
 会員数は65名。今年の10月、全日本視覚障害者協会全国大会を札幌で開きます。

(文責:榛葉)





《移動サービス部から》

ただいま会員募集中!

入会希望の方
 ○利用会員:年会費 2,000円
 ○賛助会員:一口  1,000円
運転してくださる方募集
 ○移動サービスを担う運転ボランティアを募集しています。
お問い合わせ

交通権を考える連絡協議会「移動サービス部」
TEL 011−784−5235
FAX 011−784−5236
担当 アシストセンター・マザー内
            小  谷



−−−−−−(6ページ)


2003年度

交通権 総会 ご案内

☆ 日時 5月31日 土曜日
     午後1時から

☆ 場所 リンケージプラザ 第1研修室
     中央区北1条西9丁目
     電話:011−223−6005

☆ 総会終了後、加盟団体の近況報告会を行う予定です。

年に一度の総会です。是非皆さんの元気な顔を見せてくださいネ。


会計部からのお願い

前年度(2002年度)今年度(2003年)の会費が未納の方は、お早めにお願いします。
・個人会員:1,000円/年
・賛助会員:3,000円/年
・団体会員:5,000円/年
【口座振替】
 口座番号  02720−8−30720(郵便振替)
 加入者名  交通権を考える連絡協議会
      ※ 振込用紙は郵便局にあります。


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= 情報コーナー =

『その1』
札幌市 自動車燃料助成券導入

 札幌市では今年度から、新たに自動車燃料助成券が選択肢に加わりました。
対象者は
 身体障害者手帳か精神保健福祉手帳の1・2級(一部を除く)、療育手帳A判定(B判定かつ身障手帳3級の場合を含む)の方で、自分で運転できるか、代わりに運転するひとがいる場合です。
 利用限度額は、年間3万円です。


『その2』
地下鉄駅のエレベーターなど整備

 麻生駅のエレベーターと身体障害者対応トイレ、東札幌駅のエレベーター(大通方面のみ)が年度末に完成。平岸駅では、16年度の完成に向けてエレベーターとトイレを整備。16年度末の完成を目指し大規模な改修を行っているすすきの駅でも、エレベーターとトイレの整備を行っています。


※上記『その1』と『その2』の情報は「広報さっぽろ」4月号より


『その3』
ジャスコ元町店
ハートビル法認定のお店

住所:札幌市東区北31条東15丁目1−1
電話:011−750−5200

 ここのお店は、高齢者やハンディキャップのある方々が利用しやすい「ハートビル法」建築物になっていて、身体障害者用駐車スペースが11台(地下7台、地上4台)あり、一般車の駐車を防ぐため、音声が流れています。

○ジャスコ釧路店
  住所:釧路市昭和中央4−18−1
  電話:0154−55−7711

○ジャスコ札幌桑園店
  住所:札幌市中央区北8条西14丁目28
  電話:011−204−7200

○ジャスコ札幌平岡店
  住所:札幌市清田区平岡3条5丁目276−1
  電話:011−889−5001

※ 上記の『その3』はホームページからです。


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= 情報コーナー(続き)=

『その4』
JRタワーのホスピタリティ

 JRタワーのコンセプトは、誰でも快適に利用できるバリアフリー環境。人にやさしい空間づくり。館内の随所にユニバーサルデザインを施しています。

○どなたにも通行しやすいよう全館の段差を解消。車いすでもお使いになれる駐車場・エレベーター・トイレも配しています。さらに、館内のサインは「すべての人のために」という視点からユニバーサルデザインを展開。また、B1・1Fのコンコース、東モールには音声標識ガイドシステムを配し、視覚障害者の方々に館内の情報提供を行います。

○大部分のトイレが、アプローチの段差をなくし、広めのスペースを確保。手すり、ベビーチェア、ベビーベッド等を配しています。また、介護用スペースを持つトイレ、オストメイト等のための給湯設備を備えたトイレも設置。
 各フロアで異なる多様なデザインも大きな特徴です。


『その5』
大丸 札幌店
= Service Guide =

○ 車いす・ショッピングサポートカーの貸し出し
  ●1階/店内ご案内カウンター

○ 車いす用お買い物カートの貸し出し
  車いすに直接連結できるお買い物カートを用意しています。
  ●地下1階/食品サービスカウンター

○ アシスタント犬との同伴入店可
  盲導犬・介助犬・聴導犬と一緒にご入店いただけます。


−−−−−−(9ページ)

(前ページより続き)

○ 車いすで利用できる化粧室
  ●地下2階・地上1階・2階・5階・6階・7階・8階(南西側)
  ※地下1階は、着替えや荷物置き場に便利なユニバーサルシートを設置

○ 車いすで利用できるフィッティングルーム
  ●3階/修理出来上がり品お渡し場 ●4階/夫人肌着売場
  ●5階/婦人フォーマルサロン   ●6階/紳士服オーダーサロン

○ 車いす専用駐車スペース
  専用駐車スペースを6台設置しています。
  ●地下2階/大丸地下駐車場

○ 目のご不自由なお客様に
  売場までご案内します。
  ●1階/店内ご案内カウンター

※ JRタワーと大丸についてはホームページを参考にしました。

 実際に利用してみての感想や意見を、是非「交通権」にお寄せ下さい。私たちも、店内点検の機会をつくりたいと考えています。



「交通権」移動サービス事業
【フットルース号】を応援してください!

= 資金づくりのため サガミハム販売活動はじまる =

 私たちは、誰でもが、いつでも、どこへでも自由に出歩ける街の実現に向けて活動する一方、移動が困難な人を対象に、多様な外出目的に応える移動サービス事業も、きわめて大切だと考えています。
 「交通権」では、日本財団からの寄贈を得て、2001年9月1日にこの事業を開始し、多くの人の協力をいただきがんばっていますが、まだまだ利用者の希望に全て応えられるような事業になっていません。  会員の拡大や運転ボランティアの充実、事業運営のための資金づくりがどうしても必要です。
 そこで、この度、サガミハムの販売をはじめることにしました。多くの人にお買い上げいただき、資金づくりにご協力下さいますよう、お願いいたします。

(移動サービス部から)


−−−−−−(10ページ)

事務局だより

12月 3日 事務局会議      (かでる2・7)
12月17日 事務局会議      (かでる2・7)
12月21日 交通権忘年会     (ガーデンパレス)
12月10日 プロ野球マスターズリーグ障害者招待(札幌ドーム)
 1月23日 札幌市政懇談会
 1月28日 事務局会議      (かでる2・7)
 1月30日 事務局会議      (かでる2・7)
 2月 3日 札幌市民団体展示パネル展出品
 2月 4日 事務局会議      (かでる2・7)
 2月18日 事務局会議      (かでる2・7)
 2月24日 事務局会議      (かでる2・7)
 2月28日 北海道運輸局音声信号機ガイドライン説明会
 3月 3日 事務局会議      (かでる2・7)
 3月 9日 雪道点検及び車いす・視覚障害者体験
 3月12日 交通権110番実施に伴う記者会見(道政記者クラブ)
 3月22・23日 「交通権110番」(札幌身体障害者福祉センター)
 3月26日 移動サービス部会 (札幌アシストセンター・マザー事務局)
 3月27日 統一地方選挙公開質問状発送
 4月 2日 事務局会議      (かでる2・7)
 4月 8日 統一地方選挙公開質問状の
          会員への発送とホームページへの公開
 4月28日 事務局会議      (かでる2・7)



編集後記

「目が見えるときはそれほど思わなかったけれど、目が見えなくなって雪の季節が大変で嫌いになった」と数年前突然、視覚障害者になられた方が話されていました。
 北国の北海道で暮らしている限り、雪は常に付き物ですが、何とか雪とうまく付き合えないものかと思います。
 フキノトウが顔を出しはじめました。やはり雪がなくなると「ほっ!」とします。
 春の日射しに誘われて散歩にでも行こうかな。(k)



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